裁判所の公式動画 文字起こし 0歳頃〜2歳頃

ビデオ「子どもにとって望ましい話し合いとなるために」年代別説明編:0歳頃〜2歳頃

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(子どもの年代別説明編)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)

これから子どもの年代ごとに
子どもの一般的な特徴、
子どもが両親の争いから受ける影響、
そして
子どものためにできることのヒント
を説明していきます。

子どもにとって望ましい話し合いとなるために、
両親に知っておいてほしい
大事な情報です。

子どもの年代については
おおよその目安とお考えください。

(0歳頃~2歳頃)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)

0歳頃から2歳頃までについて見てみましょう。

(夫と別居して3ヶ月)
(1歳の息子)
(夫と別居してからごはんを食べる量が減った。)

子どものご飯を食べる量が減ってしまいました。
別居して引っ越してからなんですが、
何か関係があるんでしょうか?

(2歳の息子)
(夫婦げんかと子どもの夜泣きは関係ある?)

うちの子はまだ幼いので
子どもがいる部屋でつい夫婦喧嘩をしてしまいます。
最近、子どもが夜泣きをするんです。
夫婦喧嘩と関係あるんでしょうか?

(0歳頃~2歳頃の特徴)


(0歳頃~2歳頃 ①きずなを育む大事な時期 )

この年代の子どもは
親に世話をされて心地よくなったり
そばにいてもらって安心したりすることで
親との間で絆を育んでいます。

しっかりと絆を育むことは
子どもにとって健やかに成長し
将来、周囲の人々と信頼関係を築く助けになります。

(0歳頃~2歳頃 ②周囲の雰囲気が気持ちに影響 )

子どもは、たとえ、言葉を話すことができなくても
親の表情や声のトーンなどから
親同士が喧嘩をしていることや
落ち込んでいたり
イライラしたりすることも感じ取っています。

(0歳頃~2歳頃 ③気持ちが体調に影響 )

気持ちが落ち着かないと
食欲が落ちたり、
体調への影響が現れることがあります。


(0歳頃~2歳頃の特徴)
(特徴 ①きずなを育む大事な時期 )
(特徴 ②周囲の雰囲気が気持ちに影響 )
(特徴 ③気持ちが体調に影響 )
(子どもを両親の争いに巻き込まないために)

このような特徴を踏まえて
子どもを両親の争いに巻き込まないために
どんなことができるでしょうか?。

(3つのヒント)

三つのヒントを見てみましょう。

(ヒント ①イライラした気分を感じさせない )
(0歳頃~2歳頃)

子どもは幼くても気づいています。
親同士が喧嘩をしていることや
親のイライラした気分を
感じさせないようにすることが大切です。

イライラしたりあるいは落ち込んだりしている時には
一呼吸置いて、気持ちを切り替えてから子どもと接しましょう。

(ヒント ②子どもの生活リズムを安定させる )
(0歳頃~2歳頃)

子どもの体調に変化が見られるのは
周囲の変化を感じているからかもしれません。
子どもと過ごす時間を確保して、
子どもの生活リズムや体調を安定させることを心がけましょう。

(ヒント ③周囲の人に手伝ってもらう・相談する )
(0歳頃~2歳頃)

ひとりでがんばりすぎないこともポイントです。

周囲の人に手伝ってもらったり
相談したりするとよいでしょう。

(子どもを両親の争いに巻き込まないために)
(0歳頃~2歳頃)
(ヒントまとめ)
(①イライラした気分を感じさせない )
(②子どもの生活リズムを安定させる )
(③周囲の人に手伝ってもらう・相談する )

子どもを両親の争いに巻き込まないための三つのヒントをお話ししました。

子どもは幼くても気付いています。
子どもの視点に立って考えてみましょう。

(子どもの視点に立って考えてみましょう)
(0歳頃~2歳頃)