人は生まれた時から経験というものに洗脳されている。
何かをする時など、以前にやったことにあることについては、また同じようなことが起こるのではないかと、勝手に考えてしまう。
以前、失敗したことは次も失敗してしまうかも?と、考えてしまうし、以前成功したことは成功しそうな気がする。
個人的に、僕はオグマンディーノ著の「地上最強の商人」という本をかれこれ1年近く読んでいる。
一日3回読む決まりになっているこの本は、10巻の知恵の巻物から構成されていて、それをずっと読み続けていくうちに自分自身を成長させ、知恵を得るという代物だ。
3日坊主の僕にはきっと続かないだろうと思いつつ始めたが、これが以外に結構続いている。
一つの巻物を1日3回、何週間も読み続ける為、自然とフレーズを暗記してしまうのだが、この暗記してしまうところに「みそ」があると、最近つくづく思う。
同じフレーズを何度も頭に刷り込むことで、自然と自分がそのように考えるようになるものだから、不思議だ。
巻物の内容については、割愛するが、とにかく毎日頭に刷り込むというのは、自分の人格をも変えてしまうことができるような強烈な力を持っているのだと思う。
そういう意味では、自分で自分をなりたい人間のように洗脳しているのかもしれないし、意外にそんなことも出来てしまうのではないかと思う。