STAP細胞の発見(開発?)に関する報道姿勢について、なんやかやと話題になっていますね。報道を志すものとして私もなにかいわないかん!!!と思いましたので、以下。
マルハニチロホールディングスの冷凍食品への農薬混入の件で、連日報じられるようになってからも対象商品を口にして体調を崩される方がいらっしゃいましたね。あれは私には結構衝撃でした。ニュースを知ってたけど確認せずに食べてしまった人もゼロではないでしょうけれど、多くの人はおそらく知らなかったんでしょうね。あれだけ騒がれていて、その事実を知らないためには、どういう生活をしていたか。新聞、テレビのニュースには勿論触れない。twitterもやらない。週刊誌も読まない。yahooのトップページにすらアクセスしない。その方々ってもしかして日本の首相も知らなければ、都知事が変わることも全く知らないのではないでしょうか。
報道が届かない人っていうのは少数ではない、ということをはっきりと認識しました。でも、その認識を理由に報道を目指すのをやめようとは全く思わなかった私は、もともと正義感ではなく、自分が現場に行きたいという思いで報道志望なんだということもちゃんとわかりました。知られざる真実を伝え、世の中を変えたい!!!!と本当に思う人は多分報道についてもしょうがない。だから何だといわれても困るのだけれど。
私は食べてしまった人々の、収入や、住んでる地域、投票率などがとても気になるのです。それっていわゆるどういう人たちなの?ってことです。そんな風にカテゴリーわけなんてまったくできないけれど、できるかもしれない。
ここで全くの仮定の話ですが、そのカテゴリーわけが科学への認知度によるとします。本当なら新聞か、テレビか、テレビでも局によって分かれるでしょうがまぁざっくりと。
そしてまず、ニュースに触れる人、というのが「科学に高い興味があり、かなり精通している人」だとしましょう。だとすれば、過日の放送は間違っていますよね。愚弄といわれるほどの、過去の常識の根拠はなんであったのか?過去の常識をひとつひとつ潰せる発見なのか、それとも、勢いよくふっとばしただけで検証はまだなのか?倫理的な問題はないのか?などなどについて詰めるべきです。私も知りたい。記者になって質問したい。
では、ニュースに触れる人が、「科学?なにそれ?科学と化学って何が違うの?」だとしたら。まぁあんなもんになるでしょう。「なんかすごいことやった人がいて、でもいわゆる研究者って感じに変わった人じゃなくて、普通の人なんだよ」という内容は、発見の詳細について述べるよりよっぽど聞いてもらえる。そう、そういう人たちがチャンネルを変えずにとりあえず聞いてくれることも大事です。すっごいことやった人がいる、っていう情報だけ伝えるためにも、聞いてもらわないことにはしょうがないですから。
実際には、科学リテラシーで分けられなくて、いろんな人が見てるんだから「誰にも見ごたえのある」ニュースにしてほしいところですが、「誰にも見る気のする」ニュースと両立させようとすると難しいんですかねぇ…っていうわかりきった結論で長くなったのでしめさせていただきます。