この約1年(!)、何を得たか。

語弊があるかもだけど、一番は、「自分が一杯一杯だってことを知ることが出来た」。

今の僕は、自分で精いっぱいで他の事を気にする余力なんて全くない。
これが結構、理解できるまで時間かかって。退院した頃から最近まで、「退院したし、もうあとは少し無理してでも頑張ろう!」って思っていたけど、そうでもないらしい。
頭は実はまだまだ頑張ってる最中で、そこで無理すると、体に直で影響が出る。体が動かなくなる。脳のSOSだったのかも。
 
自分が一杯一杯なのは音楽ですごく分かる。無防備なエネルギーのある音を聴くと、体が悪い意味で吹き飛ばされるというか、見えない鉄球がぶつかってくるみたいな感じがする。子供の叩く太鼓とかね。
これは、頭が、自分の体を制御するのに必死で、外からのエネルギーに対抗する余力がないかららしいけど、すごく分かる。
そして加えて、持久力もない。

 

そんな中で、今一番気にしているのは、一日のリズムを変えない事。

22時くらいには寝て、朝は5時とか6時には起きてしまう。超健康でしょ。

例えばこれを書いているのは21時ちょっと前。今日は仕事の後、歯医者に行き、そのまま真っすぐ帰って風呂に入って、部屋に戻って、安心している所。

そう。まず、体調が悪いっていうのは、燃料が切れる前までに休める場所に辿り着かないといけなくて…、たぶん燃料切れ。数年前まではこんな”燃料切れ”なんて発想は無かったし、むしろ21時からが楽しい時間だった。けど、少なくとも21時にはいつでも眠れる状態にしている。

とにかく、暇を作るのだ。暇の引きこもりは今の僕にとって最高の栄養なんだ。

 

あ、暇で引きこもっているからといって、じゃあこれまでと変わったかというと、実はあまり変わっていない。

アクティブに動いていたとしても、引きこもっていたとしても、結局、動画とかSNSで好きなものを見たり聴いたりしようとして、その周囲にいる人と知り合ったり、触れ合っている。だから、実質変わっていない。

 

ネットで娯楽はいくらでもあるし、何なら友達も増やせる。今は、そういう時期なんだろう。

自分が今は家にこもっていたいので、特にそういう人たちのコミュニティが心地よく。
 
なので、自分はたぶん、自分が思っているよりも、実は一杯一杯だったっていうのが分かって、まさかそんな状態に陥るとは思わないから、ようやく最近分かってきはじめたけど、ゆっくり治したい。焦るけど、焦っても仕方ない。気長に頑張ろう。そんな気持ちです。