現状維持か悪夢か。
昨日の衆議院議員総選挙の全議席が確定しました。
自 民 191
公 明 24
立 憲 148
維 新 38
国 民 28
共 産 8
れいわ 9
参 政 3
保 守 3
社 民 1
無所属 12
自民党は単独過半数を割り込み、公明党と合わせても過半数の233議席に届かない結果となりました。
政治資金不記載問題という不手際もありましたが、それだけで反日左翼政党の立憲民主党が議席を大きく伸ばしたのはまさに悪夢です。有権者はそれが今回の衆院選の争点とでも思っていたのでしょうか。騙される国民もどうかと思いますが、それを扇動した反日マスコミにこそ大きな罪があります。
若年世代では立憲民主党の支持率は低く、自民党批判の受け皿が日本維新の会や国民民主党に流れたのは悪いことではないと思います。国民民主党は議席を大幅に増やしました。立憲民主党推しの反日メディアに騙されていないということです。ただ政策でその2党に投票したのなら良いことですが、不記載問題を理由にそちらに流れたのなら、その投票行動が正しかったのかと言わざるを得ません。
共産党の議席が減ったのは非常に良いことです。日本に共産主義は受け入れられず、暴力革命を容認するような政党は民主主義国家に必要ありません。ただその一方でれいわ新選組が議席を増やしたのは不気味です。歌って踊ってというまるで新興宗教のような選挙活動を展開する胡散臭い政党が、なぜ議席を増やしたのでしょうか。おそらく共産党支持者の票が流れたのだろうと予想されますが、非常に不可解です。れいわ新選組には絶対落選してほしい裏金議員がいましたが、比例復活で当選してしまいました(裏金が理由で落選して欲しかったわけではありません)。また共産党の小選挙区での議席が0になって欲しかったですが、1議席獲得してしまいました。
支持政党ではありませんが、参政党と日本保守党が議席を増やしたのは良いことでしょう。左傾化した自民党の保守派の受け皿となりました。特に日本保守党は愛知1区で河村たかし候補が当選しました。これは本当に良かったと思います。百田尚樹氏が党首を務めるので投票しませんでしたが、河村議員が党首になるのなら私も支持する可能性があります。私は百田氏を小説家としては好きですし、政治的発言も以前は支持していました。しかし武漢肺炎以降の百田氏の発言は明らかにおかしくなりましたし、現在の品格というか人間性が支持したくない理由になりました。ただ自民党が左傾化していく中で自民党の右に立ち、しっかりと意見を言える政党があるのは日本にとっては望ましいことです。
何より良かったことは東京24区の萩生田光一候補が当選したことです。今回は無所属での出馬となり、小選挙区で落選すれば比例復活はありません。まさに背水の陣での戦いでした。最後まで競り合いは続きましたが、なんとか逃げ切りました。これで禊は済んだでしょう。自民党からの追加公認は当然です。萩生田議員は文部科学大臣としての実績が多くあります。また文部科学大臣を務めてほしいと思います。長年日本のため、八王子のために働いた萩生田議員が、統一教会問題や不記載問題の批判だけに立候補した有田芳生候補なんかに負けるわけがありません。有田候補はレイシストしばき隊という反社まがいのごろつきと行動を共にしていた人物です。こんな候補者が当選するほど日本は落ちていません。とは言え、立憲民主党がもう少しまともな候補者を出していたら萩生田議員は負けていた可能性があります。このあたりが立憲民主党のセンスの無さです。やはり政権は任せられません。
これからも茨の道が続きます。まず待ち構えるのは首班指名選挙です。自民党公明党で過半数を獲得できなかったため、決選投票となるのでしょう。立憲民主党は当然ですが、れいわ新選組と社民党は野田代表に投票するでしょう。共産党も可能性があります。参政党と日本保守党はないでしょうが、鍵を握るのは日本維新の会と国民民主党です。この2党には棄権してもらうしかありません。もしこの2党が野田代表に投票すれば政権交代です。なぜ多数の議席を任せられたのかを理解していれば、そのような選択をすることはないでしょうが。
自民党公明党と立憲民主党れいわ新選組社民党の数を比べれば石破政権は継続されます。日本にとって石破政権の継続以外に道はないのです。