在宅介護から特養への日々

在宅介護から特養への日々

一人暮らしの母が83才で脳梗塞で倒れ半身麻痺になり車椅子生活になり、施設は断固拒否のワガママな母を引き取り同居。姉は介護拒否で音信不通。
介護離職して家族に助けてもらいながら在宅介護を8年。
2024年5月から特養ロングステイ。

特養の母の面会は週に2回ほど無理の無い範囲で行っている



外出は月に一度、外食に連れ出してる



そんな些細な親孝行の真似事もコロナ感染の予防で控えて欲しいとのこと


この先母を外出させるのが難しいとなると、私の子供達や孫や弟家族が来た時も15分の面会程度で特養の廊下でとなる


面会室の無いユニット型の特養だから仕方ないし、感染予防で他人との接触も避ける必要があるのも分かる



在宅介護の限界で母を特養にお願いしたのは私



母を楽しみなデイサービスから引き離したのも私



リハビリをしてもらえる場所が無くなり母が衰えていくのが分かる



人に会うのも制限される場所で老いていく母


一人暮らしで半身麻痺になっていなくても90過ぎれば老いて出歩けなくなっているはず


半身麻痺になってから、孫やひ孫と楽しい時間を過ごせた時もあったはず


自分に言い聞かす言葉の数々を頭の中で反芻して心を落ち着かす


母は優しくなかったし私は愛されて育てられてない


そんな恨み事を思い出したくないのに思い出の引き出しから引っ張り出す


仕返しなんかじゃない



限界だったと繰り返して思う



面会も外出も制限された環境へ母を送り出した私が抱えて生きる罪悪感は、これから先消えないのかもしれない