なんか気分が落ち込んでいて、軽い映画がいいなとおもって選んだ『ヘアスプレー』。

ひたすら前向きなポッチャリ女の子が、ダンスという一芸だけでごりごり状況を突破していく、痛快サクセスストーリー。
作品の舞台は1960年代、人種差別が根強いアメリカ。
物語のテーマにも大きく「カラー」の問題が関わっているけれど、単なる差別批判の映画ではない。
「世の中は変わっていく」「時代の流れ」に逆らう者、対応しようとする者。
この映画に描かれている葛藤は「現代」にも通じている!その点でこの映画は、60年代のアメリカを描いてはいない、「今」の世の中を描いている。

だからこそ、主人公のがんばりに普遍性を感じて共感するというか、月並みに「元気をもらった」りするんだな。

ミュージカル最高!