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 中国メディアの環球網は5月29日、中国の中航工業航材院が「グラフェン」という素材とアルミ合金から新しい合金を作り出すことに世界で初めて成功したと伝え、「将来の航空機やスペースクラフトに革命的な変化をもたらすかもしれない」と報じた。



 記事は、2004年に発見された新素材グラフェンについて、「1分間で充電が完了する電池やシャツのように薄い防弾チョッキといった製品が現実になる可能性を秘めた素材」とし、グラフェンを発見した2名の物理学者が2010年ノーベル物理学賞を受賞したことを紹介した。



 グラフェンは炭素原子が格子のように結合した素材で、目で見える物質のうちもっとも薄く、鋼の100倍以上の強度を持ち、電子の移動度が極めて速く、個体の形状としてもっとも軽いことなどで知られる。



 現在、各国の科学者がグラフェンの研究を進めており、記事はシンガポール南洋理工大学がグラフェンを用いてイメージセンサの受光感度を従来の1000倍にまで高めることに成功したことなどを紹介、さらに米アップル社や韓国のサムスンがグラフェンを使用し、紙のように薄く、さらに透明で折り曲げられる携帯電話の開発に取り組んでいると報じた。



 報道によれば、中航工業航材院の関係者は環球網の記者に対して、グラフェンとアルミ合金から新しい合金の作成に成功するなど、グラフェンに対する研究で多くの成果を挙げていると語る一方、「あくまでも実験室での成功にすぎず、実用化にはほど遠い」と述べた。



 記事はグラフェンの研究で挙げられた成果が「実用化にはほど遠い」とされる理由について、グラフェンの価格が金の15倍と高価なことを指摘するも、「中航工業航材院はすでに高品質かつ大きなサイズのグラフェンシートをロット生産する技術を開発した」と伝え、グラフェンの大規模な応用に向けた基礎はすでにできあがっていると報じた。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の29日付報道画面のキャプチャ)