先日の統一地方選挙、東京都知事選で興味深い結果が出ました。

それは、石原前都知事が東国原前宮崎県知事に100万票以上の差をつけて圧倒的な大差で4選された点です。

東国原前宮崎県知事、石原前都知事の二人が出馬すれば、誰もがこの二人の一騎打ちになると予想していた事でしょう。

しかしながら、蓋を開けてみれば石原前都知事の圧倒的勝利で幕を閉じました。

そこで私は考えました。(笑)

もしあの東北関東大震災がなかったらどうなっていたでしょうか。

もしかすると東国原前宮崎県知事が勝利していたかもしれません。

勝利しないまでもきっともっと接戦になっていたに違いありません。

震災により、争点は防災対策一色になりました。

それまでは新しい都政に期待し、東京の進化を望んでいたに違いありません。

しかしながらあの震災で状況が一変したのです。

有権者の意識が、新しい東京を造るよりも、今の東京をいかに守るかの方に強く働いたんだと思います。

この選択で進化は足踏みしたのかもしれません。

しかし、逆にこれまでの進化のペースが早すぎたとも言えます。

ある意味、今回の震災はこの早すぎる進化に対する自然からの警鐘だったのかもしれません。

もっと地に足をつけてまず足元をしっかり固めてから、もっと災害対策をきっちりしてから、もっと色んな問題を解決してから進化を考えなさいと言う事を知らせているとも言えます。

その意味で、今回の東京都知事選は非常に興味深い結果になりました。

皆さんはどう思いますか?