ワタクシ、今月はたくさん読みましたの。なんと10冊。

ジャンルも今までとは違う美術関連を読んだりしました。何故なら、新しくなった三の丸尚蔵館で拝見した伊藤若冲の動植綵絵が素晴らしすぎたから!

あの変態性ともとれる知性のある絵の衝撃。おかげで月の後半は美術関係の本ばかりになりましたのよ。

それとは別に、初の中山七里さんの推理小説を楽しみ、久しぶりの喜多川さんの作品で涙したりと心豊かな時間もあり、大充実の11月でございました。

 

この反動で12月は少なくなるかもしれませんが、読書が進むというのはワタクシにとって精神的に安定している時期なので、この期間をもう少し長く楽しみたいと思います。

 

 

 

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2892
ナイス数:56

ソバニイルヨソバニイルヨ感想
何故涙が出るのかしら?ww 親が出来ることは実はそんなに無いということを実感するまでに長い時間がかかった私にとっては、我が子にもこういう沢山の出会いがありますようにと願わずにはいられません。願わずにはいられないけれども、そこに介入してはいけないことが親にとってはどれほど苦しいことか。もちろんこの本は中学生、高校生に読んでもらいたいですが、親になってまだ間もない大人にもぜひ読んでいただきたいなと思います。
読了日:11月08日 著者:喜多川 泰


天才性が見つかる 才能の地図天才性が見つかる 才能の地図感想
装丁やタイトルから、子供向けかな?とチョイスを間違えたかもと思いましたが、いやいや大人向けでした。もちろん中学生が読んでも十分理解できると思いますし、早い段階で読んでおくべき人生の攻略本だと思います。「科学的に正しいきれいごと」とは言いえて妙。
読了日:11月08日 著者:鈴木祐


家康、江戸を建てる家康、江戸を建てる感想
身近な都市のことについて何も知らないなと、勉強のため読んでみました。戦国時代は長く苦しかったのでしょうね。天下人になった家康の望む平和への都市計画。 その後続く、世界的に見ても稀な260年続く平和へと繋がっていくのかなと思いを馳せます。 ただ、なかなか読みづらい本ではありました。が、それでも江戸の開発は興味深く、なんとか読み終えることができました。
読了日:11月12日 著者:門井慶喜


人生は攻略できる (ポプラ新書 245)人生は攻略できる (ポプラ新書 245)感想
「幸福の資本論」をもっとわかりやすく書いた本ということで、絶対橘さんは若い人(中学生からかな?クレバーな子なら小学生高学年でも読めそう)に読んでもらいたいに違いない!なぜならこれは人生の攻略本だから。これを知っているか知らないかで、人生大きく変わると思うから。この本の通りに人生設計しろという事ではもちろん無いし、どうかなぁ?と疑問に思うところもあるもあるけど、それが普通だしそうやって自分で考えることが最も大事。大人は「幸福の~」 を読めばいいし、できればこの本を自分の子どもにおすすめしてあげて!
読了日:11月13日 著者:橘 玲


より少ない家大全より少ない家大全感想
おさらい感覚で読んでみる。 とにかくtoo muchすぎる物を自分でコントロールできる量まで減らしてみて!という事だと思う。自分が得意でコントロールできるものは残しておいてもいい(それが自分のQOLを上げるものだから)。なんでも全部捨てろという事ではないのよというのが筆者が言いたいミニマリスト。そしてその量も人による。でも最初分からなければ、本を参考にまず行動してみてってことね。そうそう、人はわかっているのよ、物が多いことを。あとは実行に移せた人だけが快適な生活が待っているというだけ。
読了日:11月14日 著者:ジョシュア・ベッカー


買わない暮らし。 片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法買わない暮らし。 片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法感想
この本は物の買い方を改善する方法を主に書かれていいる印象。ミニマリトにも色々な考え方があって面白いです。基本的なところ、最終到達点はそんなにぶれないんですが、そこに至る方法は、沢山の方の試行錯誤を読むと本当にそれぞれです。常に自分はどうしたら幸せなのかを様々な方の体験を元にトライ&エラーを繰り返し、自分にあった方法を考え出して実行していく。大変だ。途中でやめちゃう人も出てくるよね、そりゃ。それでも頑張って多くのものを処分したあとの家と自分の心は、達成感と幸福感で満たされますよ。頑張れ!
読了日:11月16日 著者:筆子


護られなかった者たちへ (宝島社文庫)護られなかった者たちへ (宝島社文庫)感想
中山さんの作品は初めて。Why done itのミステリーかな。最後Whoに代わるのは先生のお得意なところなのかしら。内容は読んでて辛い作品でした。せめて被害者の8年前の心情がわかれば(読み手である私の気持ちの持って行きどころが)救われる可能性もあるのかなと感じますが、そこは無いのでねー。生活保護制度があることは素晴らしい制度だと思いますので、問題点があるのであればどんどん改善して人々を護れる制度に高めていってほしいですね。と、私のような認識が薄い人にも一石を投げることが出来る作品です。
読了日:11月16日 著者:中山七里


よみがえる天才1 伊藤若冲 (ちくまプリマー新書)よみがえる天才1 伊藤若冲 (ちくまプリマー新書)感想
先日三の丸尚蔵館で若冲の動植綵絵を拝見して衝撃を受け、早速読んでみました。確かに天才!誰かに師事してもその人を越えることはできない、相手が自然でなければ自分の世界を表現できないと考える時点で違うんですね。 素人が見ても、絵から知性を感じる。他の誰にも似ていない特異さ。ある意味変態の域に達している圧倒的な説得力。作者の方の若冲への愛が、その変態さを大きく包み込んでいるのも、読みやすさにつながっているのかと思います。しかし筑摩の新書の「よみがえる天才」シリーズの第1回が若冲とは、決めた方のセンスに賞賛!
読了日:11月22日 著者:辻 惟雄


知られざる日本に眠る若冲【完全保存版】知られざる日本に眠る若冲【完全保存版】感想
三の丸尚蔵館で動植綵絵を見てからというもの、若冲ブームが止まらず、こちらの本で他の作品も鑑賞してみました。所蔵しているお寺や美術館ごとに作品がまとめられているので、京都に行ったらここでこれが見られる、静岡に言ったらここでこれが見られると、旅を計画する際とても有難い設定になっています。私もつねづね地域ごとに美術品をまとめている本はないかなーと思っていたので、これはとても有難い。もっと沢山の人ごとにこういう本を出してくれると、旅とセットで楽しめるんだけどなー。
読了日:11月22日 著者:


「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門 2「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門 2感想
美術史を通して絵を楽しむための本。山田五郎さんの独特のワードセンスが面白おかしく画家たちを紹介してくれています。動画も見たことありますが、絵画に興味がなかった人に楽しみ方を教えてくれてますね。素晴らしいコンテンツだと思います。でも私は画家のユニークな背景を知ったからと言ってその絵が好きになるかは別なので、そういった意味では別に無くても良い情報になってしまいますね。楽しく読んだくせに作品に興味が湧かないということに、少しの罪悪感を覚えますww
読了日:11月26日 著者:山田 五郎

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