ベビーチェアを探していると、「SGマーク取得」「EN14988適合」「欧州安全基準クリア」といった表示を見かけます。

どれも安全性に関係する言葉なので、

「SGマークとEN14988では、どちらが安全なの?」

と思うかもしれません。

最初に結論を整理すると、SGマークとEN14988は単純に優劣をつけられるものではありません。

SGマークは、日本の一般財団法人製品安全協会が運営する安全基準・製品認証・事故賠償を一体化した制度です。一方、EN14988は子ども用ハイチェアについて、安全要求事項や試験方法を定めた欧州規格です。

つまり、

SGマーク=「基準+認証+表示+一定の事故賠償」

EN14988=「ハイチェアをどのように安全評価するかを定めた技術規格」

という違いがあります。

2026年9月現在の情報をもとに、違いと購入時の確認方法を詳しく見ていきましょう。


SGマークとEN14988の違いを最初に比較

比較項目 SGマーク EN14988
基本的な性質 日本の製品安全認証制度 欧州の安全規格
主体 一般財団法人製品安全協会 CEN(欧州標準化委員会)が策定する欧州規格
ベビーチェア関連 乳幼児用ハイチェアSG基準 EN 14988
現在確認すべき版 2025年改正を反映したSG基準 EN 14988:2017+A2:2024
主な確認内容 安定性、強度、身体保持、隙間、材料、表示・取扱説明など 安定性、強度・耐久性、転落、挟み込み、折りたたみ、拘束装置、化学的・熱的危険など
商品への表示 認証された製品にSGマークを表示 「EN14988」という名称自体はSGのような統一認証マークではない
日本での義務 任意制度 日本国内で取得が義務付けられた規格ではない
事故賠償 条件を満たせばSGマーク賠償制度あり EN14988という規格自体にSGのような事故賠償制度はない
購入時の見方 実際のSGマーク、対象年齢、表示などを確認 規格番号・版、試験範囲、対象製品・構成などを確認

両者には安定性や強度など共通する評価項目がありますが、試験方法や適用範囲、制度の仕組みまで同一という意味ではありません。


SGマークとは?「安全基準」だけではなく認証と賠償まで含む

SGは「Safe Goods」の略です。

製品安全協会によると、SGマークは、その製品が協会の定めるSG基準へ適合していると認証されたことを示します。

大きな特徴は、単に「試験基準が存在する」というだけではないことです。

SGマーク制度は、

安全基準の策定
↓
製品の認証
↓
認証製品へのSGマーク表示
↓
製品欠陥による人身事故に対する賠償

までを一つの仕組みにしています。

SGマークは法律で義務付けられているわけではない

ここは誤解されやすいところです。

乳幼児用ハイチェアのSGマークは、法律上すべての商品への表示が義務付けられたものではありません。

製品安全協会も、SGマークについて「任意の表示制度」であり、事業者の判断で認証を申請する制度と説明しています。

したがって、

「SGマークがない=安全ではない」

と直ちに判断することはできません。

海外メーカーの製品など、別の規格に基づいて設計・試験されているベビーチェアもあるからです。

一方で、SGマーク付きであれば、消費者から見て「どの制度で認証された製品なのか」を確認しやすいという利点があります。


乳幼児用ハイチェアのSG基準では何を確認している?

製品安全協会の乳幼児用ハイチェアSG基準では、使用時の安定性だけではなく、座面、背もたれ、足乗せ、身体保持機構などについて安全性が確認されます。

例えば、前後・左右方向について転倒しないかを確認する安定性試験のほか、座面への衝撃、背もたれ、足乗せ、身体保持機構などに関する試験があります。また、材料についても有害物質などに関する要求が設けられています。

SG基準は2025年にも改正され、従来の種類の整理や安全な使用方法について見直しが行われました。製品安全協会は2025年5月1日から改正版の事務受付を開始しています。

SGでは使用年齢によって種類が分かれる

現在公開されているSG基準では、ハイチェアを使用年齢や身体保持機構の有無によって分類しています。

例えば、身体保持機構を備えるタイプには、お座りができる時期から36か月までを対象にするIIa形と、60か月までを対象にするIIb形があります。

ここで大切なのは、単に「SGマークあり」だけを見るのではなく、実際の商品が何歳・何か月までを想定しているのか、身体保持機構をいつまで使用する仕様なのかを取扱説明書で確認することです。


SGマークには製品事故に対する賠償制度がある

SGとEN14988を比べるときに見落とされやすいのが、事故発生後の仕組みです。

SGマーク付き製品について、製品の欠陥によって人身事故が発生したと認められた場合、SGマーク賠償制度の対象になる可能性があります。

製品安全協会によれば、賠償額は一事故あたり最大1億円です。ただし、日本国内での事故であること、SGマークの表示有効期限内であること、製品の欠陥と事故との因果関係が認められることなどの条件があります。物損そのものを補償する制度ではありません。

したがって、「SGマークなら事故が起きても何でも補償される」という理解も正しくありません。

それでも、基準への適合確認だけでなく、一定の被害者救済制度まで組み込まれていることはSG制度の大きな特徴です。


EN14988とは?子ども用ハイチェアの欧州安全規格

EN14988は、子ども用ハイチェアの安全要求事項と試験方法を定める欧州規格です。

2026年9月現在、BSI(英国規格協会)はBS EN 14988:2017+A2:2024をCurrent、つまり現行版として掲載しています。これはEN 14988:2017+A2:2024と同一内容です。

EUでも2026年の欧州委員会実施決定(EU)2026/901において、EN 14988:2017+A2:2024が一般製品安全規則の一般安全要求等を満たす規格として評価され、従来のEN 14988:2017+A1:2020から更新されています。

EN14988は「国際規格」ではなく「欧州規格」

販売ページなどでEN14988を「国際安全規格」と紹介していることがありますが、厳密には区別した方がよいでしょう。

ENはEuropean Standard、つまり欧州規格です。

一方、ISOにはハイチェアについて**ISO 9221:2024「Furniture — Children's high chairs — Safety requirements and test methods」**という別の国際規格があります。

そのため記事や商品説明では、

「国際安全基準EN14988」

より、

「欧州の子ども用ハイチェア安全規格EN14988」

と表現する方が正確です。

EN14988についてさらに製品選びの観点から知りたい方は、EN14988対応ハイチェアの特徴と選び方を解説した記事も参考になります。


EN14988ではどのような危険を評価する?

EN 14988:2017+A2:2024は、単純な耐荷重試験だけの規格ではありません。

規格では、例えば次のような危険が扱われています。

  • 折りたたみ機構による危険
  • 高さ調節部分による危険
  • 指や身体の挟み込み
  • 可動部分
  • ひもなどへの絡まり
  • 小部品の誤飲・窒息
  • 角や突起
  • 構造の強度・耐久性
  • ハイチェアからの転落
  • 拘束装置
  • キャスター・車輪
  • 転倒に対する安定性
  • 一定の化学的危険
  • 熱的危険
  • 表示・取扱説明

といった項目です。

したがって、EN14988はハイチェア使用時に想定される複数のリスクを体系的に評価する規格と考えると分かりやすいでしょう。


SGとEN14988では対象となるハイチェアの範囲も違う

「同じベビーチェアの安全基準だから、対象範囲も同じ」と考えるのは早計です。

EN14988の対象は、基本的に自力で座れる3歳までの子どもをダイニングテーブルの高さまで持ち上げ、主に食事に使用する自立式ハイチェアです。家庭用だけでなく非家庭用も含み、医療目的の特殊なハイチェアは対象外です。

一方、日本のSG基準は一般家庭の室内で使用する一人用乳幼児用ハイチェアを対象とし、種類によっては60か月までの幼児を対象にしています。

そのため、

SGの試験を通った製品=EN14988にも自動的に適合する

あるいは、

EN14988適合=SG基準にも適合する

とは考えられません。

評価項目には共通部分がありますが、適用範囲や試験条件が異なる別の規格です。


「SGとEN14988はどちらが厳しい?」と単純比較しない方がよい理由

結論からいえば、「SGの方が上」「EN14988の方が厳しい」と一律に順位をつけるのは適切ではありません。

理由は3つあります。

理由1:比較しているものの性質が違う

SGは基準だけでなく製品認証、表示、事故賠償まで含んだ制度です。

EN14988は、安全要求事項と試験方法を定める規格です。

「認証制度」と「技術規格」を、そのまま一つの物差しで比べることはできません。

理由2:対象範囲と試験条件が同一ではない

両方とも安定性や強度、転落防止などを扱っていますが、対象年齢や使用環境、試験方法などが完全に一致しているわけではありません。

理由3:「何の規格に適合しているか」だけで安全性は決まらない

実際に家庭で使用するときには、

  • 子どもの年齢・発達段階
  • ベルトや身体保持機構の使い方
  • 座面・足置きの設定
  • 折りたたみ機構のロック
  • 転倒防止部品の装着
  • 床の状態
  • 製品の劣化
  • 保護者による使用方法

も関係します。

どれほど安全性を考慮した製品でも、取扱説明書と異なる使い方をすれば事故リスクをゼロにはできません。

製品安全協会も、ハイチェア使用中に子どもを座面へ立たせないことなど、適切な使用を呼びかけています。


「EN14988取得」という商品説明を見るときは何を確認する?

ここが、商品選びで最も役立つ部分です。

SGマークの場合は、認証された製品へSGマークを表示する仕組みが比較的分かりやすくなっています。

一方、EN14988は規格名です。

したがって、商品ページに単に、

「EN14988取得」

と書かれているだけでは、消費者には試験の詳細まで分からない場合があります。

1.規格番号だけでなく「版」を確認する

2026年9月現在の現行版として確認できるのは、

EN 14988:2017+A2:2024

です。

「EN14988対応」とだけ書かれている商品では、

  • 何年版なのか
  • A1:2020なのかA2:2024なのか
  • 商品ページが古いままなのか

を確認すると、情報の鮮度を判断しやすくなります。

なお、EUの2026年実施決定ではA2:2024が新しい規格として採用される一方、旧A1:2020の官報上の参照には2027年10月27日までの移行期間が設定されています。したがって、A1:2020の記載を見ただけで「違法」「危険」と判断するのも適切ではありません。

2.「製品全体」が対象なのか確認する

成長に合わせて、

  • ベビーセット
  • ハーネス
  • トレー
  • クッション
  • 転倒防止パーツ

などを追加・取り外しするハイチェアがあります。

この場合に大切なのは、実際に赤ちゃんが使用する構成が安全評価の対象になっているかです。

「チェア本体が試験済み」という説明だけではなく、乳幼児用セットを取り付けた状態についてメーカーがどのように説明しているかを確認しましょう。

3.「適合」「試験済み」「認証」を同じ意味だと思わない

これらは似て見えますが、必ずしも同じ意味ではありません。

「EN14988適合」とメーカーが表明している場合もあれば、外部試験機関で試験を実施している商品、試験報告書を公開している商品などもあります。

したがって、

「EN14988のマークがあるか」ではなく、「どの版について、誰が、どの製品・構成を、どのように確認したのか」

を見る方が実質的です。


「EN14988取得=CEマーク取得」ではない

EN14988と一緒に混同されやすいのがCEマークです。

しかし、

EN14988への適合とCEマークは別の話です。

EU公式情報によれば、CEマークは、CE表示を要求する特定のEU法令の対象商品について使用する制度です。すべての製品に必要な表示ではなく、対象でない製品へ自由に付けるものでもありません。

したがって、

「EN14988に適合しているからCE認証済み」

という理解は避けた方がよいでしょう。

また、CEマーク自体も「EUの機関が一つひとつの商品を安全認証した」という意味ではありません。EU公式サイトも、CE表示がEU当局による安全承認を意味するわけではないと説明しています。


SGマークなし・EN14988ありのベビーチェアは避けるべき?

SGマークがないという理由だけで避ける必要はありません。

SGマークは任意制度だからです。

特に海外ブランドのハイチェアでは、EN14988など海外市場を前提とした規格への適合を示しているケースがあります。

ただし、購入判断では「EN14988」という一語だけではなく、次のように考えると分かりやすくなります。

SGマーク付きの場合

日本のSG制度に基づく認証を確認しやすく、条件を満たす事故では賠償制度も用意されています。

日本国内で購入する際に、分かりやすい安全性確認の目安を重視したい人には確認しやすい選択肢です。

EN14988のみの場合

SGマークがないことだけで危険とは判断できません。

その代わり、

規格の版・対象構成・メーカーの試験説明・取扱説明書・国内での保証や問い合わせ体制

まで確認して選ぶことが大切です。

SGとEN14988の両方を示す場合

確認できる情報が増える点は購入時の判断材料になります。

ただし、

「2種類あるから安全性も2倍」

という意味ではありません。

それぞれ別の制度・規格として、何を確認しているのかを見ることが大切です。


ベビーチェア選びは「安全基準あり・なし」だけで決めない

SGやEN14988は有力な判断材料ですが、規格名だけで商品を選ぶと別の部分で後悔することがあります。

実際の家庭では、次の4段階で見ると選びやすくなります。

第1段階:安全性の根拠

SG、EN14988など、どのような安全基準・試験を採用しているのかを確認します。

第2段階:自分の子どもが対象に入っているか

対象月齢、対象年齢、体重などをメーカーの表示で確認します。

「6か月になったから使える」と月齢だけで判断せず、一人座りなど商品側が定める使用条件も確認してください。

第3段階:家庭で正しく使用できるか

安全性に関係する付属品を毎回正しく装着できるかも大切です。

例えば、

  • ハーネスが面倒で外してしまいそう
  • 転倒防止部品を付けると設置スペースに収まらない
  • テーブルとチェアの高さが合わない
  • 毎回の座面調整が複雑

という製品では、スペック上の安全性を家庭で十分に生かせない可能性があります。

第4段階:生活環境に合うか

脚が大きく広がるハイチェアは、安定性を確保しやすい一方で、狭いダイニングでは生活動線を圧迫する場合があります。

安全規格を確認したうえで、設置寸法や収納性も比較したい方は、狭いリビングで使いやすいベビーチェアの選び方も確認してみてください。


迷ったときのベビーチェア安全性チェックリスト

購入前には次の順番で確認すると、SGとEN14988という名称だけに振り回されにくくなります。

確認項目 チェックする内容
安全規格 SG、EN14988など何を根拠としているか
規格の版 ENなら「2017+A2:2024」など具体的な版が分かるか
認証・試験の説明 メーカー公式情報で内容を確認できるか
対象商品 自分が購入するモデル・サイズ・構成と一致しているか
対象年齢 子どもの月齢・年齢・発達段階が使用条件内か
身体保持 ベルトや前枠などを正しく使用できるか
転倒対策 転倒防止パーツなど、指定部品を正しく装着できるか
説明書 日本語の安全上の注意を十分確認できるか
サポート 国内問い合わせ先、保証、部品供給などが確認できるか
使用環境 自宅のテーブル、床、設置スペースに合うか

このチェックをしたうえで比較すれば、「安全規格の名前が一番すごそうな商品」を選ぶのではなく、自分の家庭で安全に使い続けやすい商品を選びやすくなります。


よくある誤解|安全基準の表記はこう読む

「欧州基準だから日本基準より厳しい」は断定できない

欧州規格だから自動的にSG基準より上、日本の規格だからENより下、という関係ではありません。

それぞれ適用範囲や評価方法が異なります。

「どちらが厳しいか」という一言の比較より、実際に想定している危険や、自分の子どもの使用条件がカバーされているかを見る方が有益です。

「規格適合なら絶対に事故が起こらない」わけではない

規格は事故リスクを減らすための非常に有用な仕組みですが、事故が起きないことを保証するものではありません。

ハイチェアは床からある程度の高さがあるため、子どもが立ち上がる、身体を乗り出す、壁やテーブルを蹴るといった行動にも注意が必要です。

製品安全協会も、ハイチェアでは転落や転倒事故が起こり得るとして、正しい使用を呼びかけています。


FAQ|ベビーチェアのSGマークとEN14988でよくある疑問

Q1.結局、SGマークとEN14988ならどちらを選べばよいですか?

安全性だけを理由に、どちらか一方を一律に「上」と考える必要はありません。

日本国内で分かりやすい第三者認証とSGマーク賠償制度を重視するならSGマークは確認しやすい指標です。

一方、気に入った海外製ハイチェアがEN14988を根拠としている場合は、SGがないことだけを理由に除外するのではなく、規格の版や試験内容、使用条件を確認して比較するとよいでしょう。

Q2.SGマークがないベビーチェアは危険ですか?

そうとは限りません。

SGマークは法律で表示を義務付けられた制度ではなく、任意の認証制度です。

ただし、SGもENなどの規格表示もなく、安全性について具体的な説明がほとんどない場合は、メーカーへ試験内容などを確認する余地があります。

Q3.EN14988は日本で義務付けられていますか?

いいえ。EN14988は欧州規格で、日本国内のベビーチェアに一律適用される強制規格ではありません。

海外ブランドなどが安全設計・試験の根拠として採用していることがあります。

Q4.EN14988の最新版は何ですか?

2026年9月時点で確認できる現行版はEN 14988:2017+A2:2024です。BSIも同版をCurrentとして掲載しています。

購入候補の商品が単に「EN14988」とだけ表示している場合は、版まで確認するとより正確です。

Q5.EN14988は国際規格ですか?

厳密には欧州規格です。

ENはEuropean Standardを意味します。ハイチェアについてはISO 9221:2024という別の国際規格も存在します。

Q6.「EN14988取得」と「EN14988適合」は同じ意味ですか?

表示だけでは判断できません。

EN14988はSGマークのような単一の消費者向け認証マークそのものではないため、「取得」という言葉を見たら、メーカー公式情報で規格の版、試験機関、試験対象などを確認するのが確実です。

Q7.EN14988とCEマークは同じですか?

同じではありません。

CEマークは、CE表示を要求するEU法令の対象製品に関する適合表示です。EN14988に適合すること自体が、自動的にCEマーク取得を意味するわけではありません。

Q8.中古のSGマーク付きベビーチェアでも同じように考えてよいですか?

安全基準を満たして製造された製品でも、中古品では経年劣化、部品の欠品、ネジの緩み、誤った組み立てなど別の問題が加わります。

またSGマーク賠償制度には表示有効期限などの条件があります。中古品の場合は、マークの有無だけでなく現在の製品状態まで確認してください。

Q9.テーブルに取り付けるタイプも同じSG基準ですか?

同じではありません。

製品安全協会では「乳幼児用ハイチェア」と「乳幼児用テーブル取付け座席」を別品目として扱っています。自立式ハイチェア以外を探している場合は、その商品カテゴリーに適した安全基準を確認する必要があります。

Q10.SGやEN14988があればベルトを使わなくても大丈夫ですか?

いいえ。

安全規格へ適合している製品でも、メーカーが身体保持機構やハーネスの使用を指定している場合は、その指示に従う必要があります。

安全基準は「正しく使用すること」を前提に考えるのが基本です。


まとめ|SGかEN14988かではなく「何を確認できるか」で選ぼう

SGマークとEN14988は、どちらもベビーチェアの安全性を考えるうえで役立つ情報ですが、そもそもの性質が違います。

SGマークは、日本の安全基準・製品認証・表示・事故賠償を組み合わせた任意制度。

EN14988は、子ども用ハイチェアの安全要求事項・試験方法を定めた欧州規格。

この違いを理解すれば、「どちらが上?」という比較だけで商品を選ぶ必要がないことが分かります。

購入時には、安全基準の名前だけを見るのではなく、

規格の版 → 対象となる製品・構成 → 使用年齢 → 身体保持機構 → メーカーの根拠資料 → 自宅で正しく使えるか

まで確認してみてください。

とくに「EN14988取得」という商品は、何年版のEN14988について、どの状態の製品が確認されているのかまで見ることが、後悔しないベビーチェア選びにつながります。