飛行機事故、どの座席が生き残る確率が高いのか?実際に旅客機を買い取り実験してみた




音史のブログ-飛行機事故1


 米ディスカバリーチャンネルが、ちょっとした好奇心から壮大なる実験を行った。飛行機に乗った時、どの席が一番生存確率が高いかというものだ。ボーイング727の中古機を買い取り、ニューメキシコ州の砂漠地帯に実際に墜落させるプロジェクトが開始された。

 飛行機代が50万ドル(約4020万円)、その他、32カ所のセンサーが付きの1体約120万円のダミー人形が大量に用意され、飛行機には38台のカメラとモニターを設置(その総額は億単位となる)、操縦スタッフは墜落前にパラシュートで脱出してもらう。さあ実験のはじまりだ。


'Curiosity: Plane Crash' Documents Intentional Boeing 727 Crash


パイロットやスタッフたちも無事脱出することに成功し、あとは解析結果を待つのみとなった。結論から言うと、やはり後部座席の方が安全であり、特に一番良いのが直ぐに脱出しやすい、後部にある非常口の付近であることが判明。

 また、機内で危険を感じた場合のポーズは両手で頭を抱えるようにして前かがみになるのがいいそうだ。小さな子どもは親御さんが抱っこしている状態の方が危険であるということもわかった。


 実験に使われたダミー人形
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実験に使われたボーイング727
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クラッシュ後
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音史のブログ-飛行機事故5


 コメント欄によると、飛行機事故で生き残る確率が高い姿勢は前にも検証されていて、それによると「強度の強い羽の付け根の部分が安全で、足が挟まれない様に椅子の上で体育すわり 、頭を守る為に足の間に頭を入れて手で後頭部を抑える 。Gの衝撃でシートベルトで体を切断や内臓を圧迫されないようにシートベルトの間に就寝用の毛布を間に挟む 」なのだそうだ。

 上から隕石が落ちてきた場合はまた別の結果になるだろうが、飛行機の座席予約をする際には参考にするといいかもしれない。ボン・ヴォヤージュっと!




<カラパイア 記事より>