タイトルからは、ピンと来ない舞台。
9期メンバーにとっては、加入してから3度目の舞台。
とある国の話、姫プリンセスに鞘師里保ちゃん。
身代わりの影武者姫に工藤遥ちゃん。
ストーリーは、この二人を中心に王位継承問題を軸に
内容激しく流れていく。
序盤から、二人の演技に思わずため息が出た。
いつもとは、まったく違う顔(表情)を魅せる里保ちゃん。
ファンならずとも、そのギャップに吸い込まれる。
そして、安定した演技力の遥ちゃん。
この二人だけで舞台がしっかりしたものになっていた。
何より、去年のステーシーズより
格段に成長した演技力に感心するばかり。
港町の料理店の娘役に、石田亜佑美ちゃん。
がさつだけで優しいでもどこか不器用な人間。
そして、クラスメイト役に、飯窪春菜ちゃん。
二人とも”本人らしさ”を出せているのは
脚本家がよく性格をわかって書き上げたのだろう。
そのままの性格が役に乗り移っていた。
爆笑続きの前半、いい意味で笑わせ続けて
面白く終るのかと思いきや。
後半からの怒涛のシリアスシーンにただただ驚くばかり。
”裏鞘師”ならぬ姫のもう1人の姿が現れる
後半は圧巻。思わず息を呑み込んだ。
そして、姫プリンセスの腹違いの姉として、譜久村聖ちゃん。
王位継承者を辞退したはずの彼女が王室に現れたのは・・・・。
予想もつかない後半の展開は
ひとつの出来事によって、大団円を向かえる。
もし、あの時こうしていれば・・・
時間を巻き戻せていたら・・・
そんなことを思わせるエンディング。
友達。
そう、私たちは”ごがくゆう”ですもの。
エンディングですべてを理解して、納得のカーテンコール。
何より、里保ちゃんの演技力プラス、人間性の幅に感心。
これほどまでに、見応えのある舞台だったとは
終ってからも、なんだか興奮冷めやらず。
実に面白い舞台でした。
機会があるなら、もう1度見たい。
今まで見た、「大人の麦茶」さんの舞台で
一番印象に残るよい舞台でした。