表題の通り、竜2銭銅貨、届きました。

昨年夏くらいに思い立ち探していましたが中々巡り会えず。

最初、銅貨ってもっと簡単に見つかると思っていましたが、イヤイヤ、とてもレアですね!

 

竜2銭銅貨 明治15年

Nikon D850.  MicroNikkor60mm

 

銅貨はマニアな世界。

見る目があまり無い自分はどうしてもスラブ入りを探すのでさらに品薄。

MS64以上、出来たらRDが欲しいところですね。

 

が、

 

ない。。。

RDってスラブ自体少なく出回っている数も少ない。

明治6年から明治17年まで発行されていますが、JNDAのカタログの発行数でいくと、明治6年角ウロコが特年。最終17年が準特年ですか。

PCGS Populationでは、明治8年が評価BN、RB、RD合計248枚で最多。

明治9年以降、各色ごとに2桁ずつで、とても少ないですね。。。

 

この2銭銅貨、PCGS MS64RBです。

 

65、66クラスが有るかと思いきや、中々無いんですね〜

RDに至っては65、66が1枚ずつしか無い。

 

知らんかった、ディープすぎる!銅貨。

 

実際に手にしてみると半銭、1銭銅貨も良かったですが、2銭銅貨結構でっかいです。

良いツラがまえですね。

image

竜の図も小さいと老眼も相まって見にくかったですが、これくらいの大きさなら見ます(笑)

しかし、この竜は可愛いですね〜

銀貨の竜と表情がね。

吽竜(うんりゅう)と教えて頂きましたが、ニンマリ微笑んでいる、ちょっと幼くも見えます。宝珠を握っていないのでスッキリとしています。

 

明治の人々は、これらの貨幣を実際に使用していたのでしょうから羨ましいです。

しかし、戦争にのめり込んでいった時代ですから、悲しむ人々も多数いたのでしょう。今いない人々にもお悔やみ申し上げたい。

 

祖母は明治39年、1906年の生まれでした。

リヤカー一つで今の実家に出てきたと言います。

当時、前年の日露戦争で多大な出費と犠牲(死傷者20万人以上、20億円の戦費は、国民の血税と節制により捻出されました。

日比谷焼打事件は、国民の怒りをよく表しています。

 

これらの素晴らしいコインもそんな時代であった事を頭に入れて眺めていると、つい先程まで鎖国していた国が急に貿易が始まり、他国に舐められ、精一杯背伸びしていた時代を思い起こされます。

強がりと、少し悲しさが垣間見られますね。

 

御先祖様たちに感謝。。。