慶應義塾には「社中」という言葉がありまして。
卒業生だけでなく、在校生、職員、その他関係者を全て含む人々の
総称のことなんですが。
慶應社中は概して愛塾心が強く、結束も固いです。
他の学校と比べ、寄付金もよく集まると言われています。
そんな慶應社中の大部分は大学野球の花、早慶戦(特に愛塾心の強い塾生は
「慶早戦」と呼ぶ)を経験します。
早慶戦の日は特別扱いで、付属の幼稚舎から中高まで
全部休校となります(少なくとも僕が大学生の時はそうだったはず)。
その早慶戦では、得点圏にランナーが進むと「コール慶應・ダッシュ慶應」
というテーマが演奏され、一気にボルテージが上がります。
(甲子園でも同様に演奏されてました。)
そして得点が入るとそのボルテージは最高潮に達し、応援席の社中は
たまたま居合わせた見ず知らずの社中と肩を組み、喜びを分かち合いながら
大声で熱唱します。
その時に歌う歌こそが「若き血」です。
「若き血」は塾生が飲み会で盛り上がった際なんかにも頻繁に歌われる、
時代を超えた社中の愛唱歌なのです。
そんなわけで、慶應社中はパブロフの犬よろしく、「若き血」が流れると
無条件に全身の血が燃えたぎり、瞬時に団結するようにプログラムされております。
で、今回の夏の甲子園。
プレイボールとともに応援のブラスバンドが「若き血」を演奏し始めました。
応援席の慶應社中から狂ったような大声援が巻き起こったのは
僕に言わせれば自明の理であります。
あの大声援は、単なる高校野球の応援の枠に留まるものではありません。
日本全国、津々浦々から集った慶應社中の「愛塾心の結晶」あるいは
「107年分の怨念」とでも呼ぶべきものなのです。
応援が相手チームのプレーを邪魔したとか、色々言う人がいるようです。
今のところあの応援は何かのルールを破ってはいないはず。
対戦チーム側も同じことをしても良いはず。
全参加校に認められている応援権なんですから、
自分たちも思う存分行使してOKなはず。
でも、そう簡単には人なんて集まらないし、
まして団結もしないのが世の常。
片方はできないでいるのに、もう片方はガンガンやってる。
不公平だ!
色々言う人の心理は、そんなところなんじゃないでしょうかね。
じゃあ、なぜ慶應はそれができたのか。
言語化すると上記の通りなんですが、文字ではやはり
全ては伝えきれません。
知りたい人、特に文句を言っている人は、是非
慶應に入学していただきたい。
きっと分かるから。
文句なんて言う気、失せるから。
冒頭の画像は、渇いた夏の救世主ICE BOX。
カッカしてる皆様、熱中症にはお気をつけて。
