昨日『お買いもの中毒な私』を観ました。この映画、公開のずいぶん前からおしゃれ女子の間では話題になっていましたねー。カリスマスタイリストのパトリシア・フィールドがスタイリングを手がけたことでも注目されていましたが、なんと言っても「なぜお買いものをしてしまうのか?」という女子の心理的分析がかなり深く、アネもご多分にもれず「これは私の映画だー。」と十分自覚していましたので、早速初日に映画館へ足を運びました。
原作はソフィ・キンセラの「レベッカのお買いもの日記。」ファッション大好き、お買いもの大好きな女の子がずっこけまくる単純なストーリーなのですが、仕事よりも恋よりも”お買いもの”を優先するあたりに激しく共感してしまったアネは、全く飽きることなく、笑、笑、大爆笑、泣、みたいな感じですっかりはまってしまい、あっという間の100分間でした。
以前何かのマーケティング雑誌に「女子には2パターンあって、旅行におカネをかけるタイプと洋服におカネをかけるタイプがある。旅行におカネをかけるタイプは自分自身を癒して満足させることを優先させる人で、洋服におカネをかけるタイプは人からどう思われるかを優先させるタイプだという分析が書かれていました。これを読んだアネは「これー、ちょっと違うんだけど」と思ってしまいました。お買いもの好きな人って、程度の差こそあれ、はっきり言って、他人からどう思われているかなんて関係ないのです。まさにそこにあるのは自己満足なワールド。もちろん人からほめられたりすると、すごくうれしいっていう気持ちありますが、それが目的ではなく、自分自身の”おしゃれ魂”をどれだけ満足させられるかっていうそんな域まで達しているのです。
そして、そんな女子のお買いもの生態を的確に見せてくれたのがこの映画。「あーまた買っちゃった」って思っているそこのあなた、大丈夫ですよ、これを見れば、勇気百倍、みんなそうなのねー、と今日から安眠できますから…。
ちなみに主人公を演じたアイラ・フィッシャーはオーストラリア出身。最初、この映画のポスターで彼女を見た時、あまり好きなタイプの顔ではないなーと思っていたのですが、これがこれがスクリーンで見るとなかなかのコメディエンヌぶり。表情豊かで、小柄ですがスタイル抜群。パットのスタイリングにも負けない個性を発揮しています。