今年はついにツィードジャケットが大ブレイク。ここ数年ずーっと地味目にプチブレイクはしてきたのですが、今春はどの雑誌でもツィード祭りを大々的に繰り広げている様子。もちろんココ・シャネルの伝記を読み漁り、シャネルを心の志と仰ぐ元祖ノーカラージャケット党のアネ(注1)としては、うれしい限りではあるのですが、実はこのツィードジャケット、ともするとコンサバっぽくなりすぎてしまうというきらいがあるのではないかと。そして”コンサバがすぎると= ふける” という恐怖の逆スパイラルが・・・。そのへんをふまえた上で、今日はツイードジャケットについてのアネ的考察(もちろん独断です)を発表したいと思います。
既にお気づきの方も多いと思いますが、どの雑誌でもツィードジャケットのコーデとしては、上下のセットアップではなく、必ず単品でのコーディネートをしています。さらにボトムには、ボーイズデニム、カーゴパンツ、ショートパンツ、ティアードスカートというすっごくカジュアルなものを組み合わせています。つまりそれだけ”はずし”アイテムを使わないと、ツィードジャケットのコンサバ度合を調和できないというわけです。最初アネもお仕事用としてツィードジャケットを買おうと思い、先日試着してみたのですが、これがスカートを合わせてみると、どう見ても入学式のママのスタイルになってしまいます。(変ということではなく、それだけきっちりしちゃうってことです)おまけに、ツィード生地が厚いので、上半身がもっさりして、なんだかすっきりとしたコーディネートにならないのです。ロゴTにデニム、パールのロングネックレスなんかを合わせると、カッコよく決まると思うのですが、どうしてもお仕事スタイルとなるとスカートもしくはせいぜい黒のクロップドパンツぐらいが精一杯。ということで、ツィードをお仕事用にするのはあきらめ、普段のおしゃれ着として活用することにしました。
ただ普段着として考えた場合でも少々気になることがありました。本格的なツィードジャケットだと厚手すぎるため、その上にコートを着ることができません。そうなるとツィードジャケット1枚で大丈夫になるのは4月の中旬くらいからになります。そして梅雨が終わるころには暑くてもう着られないということに・・・。つまりこのツィードジャケット、意外と賞味期限が短いアイテムだったのです。それでもやはりノーカラージャケット党のアネとしては、ブレイクした今年、どうしてもツイードのコーディネートをしたいと思い、苦肉の策として考えたのが、本格派のツィードはあきらめ、ツィードジャケット風のカーディガンを買うことにしました。これなら、春コートの下にも着られますし、真夏の冷房対策としてノースリーブのワンピのはおりものにすることなんかもできます。それでいてツィードっぽい雰囲気は味わえますしー。あとこれなら薄手なので、上半身デブリ問題も解消。なかなか重宝しそうな予感です・・・。
シルバーとゴールドの糸で縁取りをしていて、かつ一番外側はなんとグログランのリボンを編んで入るというリーズナブル価格には不似合いな凝りようです。
【アネの結論】
ツイードは、はずしが基本、お仕事は、厚手すぎるの向きません
「そのまんまだニャー」
「だってー、そんなにいつもいいのは思いつかないもん」
(注1)ちなみにアネはシャネラーではありません。もちろん死ぬまでに1着はシャネルスーツを買ってみたいとは思っていますが・・・。ココ・シャネルは歴史上の偉人としてお慕い申し上げているわけです。