色がコミュニケーションを深めてくれる | がんを体験したわたしたちが実践している色彩セルフセラピー「日常的にできるカラーセラピーを体験しませんか」

がんを体験したわたしたちが実践している色彩セルフセラピー「日常的にできるカラーセラピーを体験しませんか」

フィーメールカラーでは、色彩心理学をベースに、色彩表現を行い、同じ病気の体験者とのセッションを通して、その表現から気持ちを読み解く、「こころに向き合う時間」を提供しています。
私たち色彩心理カウンセラーが、セッションのお手伝いをしていきます。

こんにちは、杉原佳子です。
昨日の東京は、一日中雨模様。
梅雨入りもまじかでは、と思ってしまうような感じでした。
だからこそ、五月晴れの日には、気持のよい空気を吸いに、
外にどんどん出ていきたいものです。

さて昨日の私は、シニアの方対象の、
色彩ワークショップを行ってきました。
昨日で今月のこの講座は3回目。
こじんまり、4人の方と色彩表現を楽しんでいます。
みなさん、回を増すごとに、
そのときのテーマに対するイメージを思い浮かべ、
そのイメージを色に置き換えて表現する…、
そのスピードがどんどん速くなってきています。
左脳と右脳の連携がますます高まっている感じ!
そして何より、色彩表現をするときの集中力がすごい!
筆や水の使い方、色のぬり方も
ドンドンその方らしくなり、自信もついてきているようです。

また他の方々と、出来上がった色彩表現を介して、
色々なおしゃべりをするのが、楽しい!とのこと。
スタッフからも、皆さんの表情がどんどん明るくなっている、
おしゃべりも弾んでますね~との感想がありました。
ステキですね~。
ここで出会ったのは、まさに色が結ぶご縁なのかもしれません!

そして昨日の講座が始まる前、ある女性の方が、
「先生へのプレゼント!」と言って、
お庭に咲いているシンビジウムを切ってきて下さいました。
そう、この方はお庭仕事が大好き!
これまでのおしゃべりの中でも、色彩表現を通して、
お庭のこと、植物や花の育ち具合、育て方ことを
たくさんたくさん話してくださいました。
そんな大切なシンビジウムを持ってきてくださったことに感激!

そしてこの方のこの日の「今日の気分の色」は水色。
描かれている水色、一見、とてもさわやかなイメージに感じます。
しかしこの水色、この方にとっては「嫌い」のイメージの色。
この日も、「雨が降ってでたくないなあ、いやだなあ」
という気分が水色になったのだそうです。

その気分を水色を通して知り、私ははっとしました。
そんな気分だったのに、それに負けずに、
講座に出掛けるのは、大変だったと思います。
加えて、私にと、シンビジウムを持ってきて下さったのです。
私はこの水色の表現を通して、この方の心の動きを知ったからこそ、
一層、この方の気持ちが深く感じられ、
とてもとても、嬉しくなりました。

色とは、人とのコミュニケーションをより深くしてくれるもの。
改めてそんなことを感じた、昨日の出来事でした。

これが頂いたシンビジウム!
不思議とその方が思う「自分の色」にも近いようです。
講座の間も、飾らせて頂き、みんなで愛でていました。