「良好」は「偉大」の敵 (Good to Great !)
ある転換点を機に、めざましい実績をあげる企業がある。
多にして以前はまったく目立たなかった企業なのである。
長期にわたってごく平凡だった企業が、
世界有数の経営者にまさる実績をあげるまでに、
どうやって変身するのだろうか?
膨大な調査により、
編み出されたフレームワークを適用して行きさえすれば、
偉大な企業には誰でもなれることがわかってきた。
それは時代を越え、どの組織にも適用でき、
普遍的な答えとなった。
その主要な発見とは?
答えの前に、
旅の話をしよう。
「いったいこの旅で何を発見できるのだろう?自分?出会い?
帰ってきたら何があったかは必ず知らせる」
好奇心を持って、出発する旅ほど面白い体験はない。
そして
新しいフレームワークを志に、
偉大な企業への旅に出発することほど
ドキドキすることも又とない。
この偉大なる企業へ飛躍するために必要な
旅の概要を大筋まとめてみると。
①時代性により、
第一次産業はダメだとか、IT関連でないと大幅な利益は困難だとか、
目的が既存の産業の動きをあてにするものであってはならない。
およそ考えにくい環境でも、
良い企業を偉大な企業に飛躍させることはできるのである。
②比較対象企業により、飛躍した企業が一貫して行う理念が何か
明瞭になる。
偉大さが短期間しか維持できない企業を選ぶことはないのである。
③重要な点は、ここで示す概念が、データによってのみ直接導き
出されたことである。まず仮説ありきではない。
事実に基づき、理論を構築していく。
その理由は、
偉大な企業にしかなかったものが際立って多いからだ。
「吠えるはずの犬が吠えなかった」
この事実に背景が隠されているようなものだ。
誰しもが謎とする飛躍する転換点は、まさにブラックボックスだが、
そこには偉大な企業にだけある共通した法則が存在したのだ。
④一貫性のある法則(概念)がフレームに収まるよう分析を重ね、
この過程を何度も繰り返し検証することで、確認を続けた。
これによる「強み」とは、
まとまりのない大量の情報から、一貫したパターンを見つけ出し、
混乱の中に秩序を見い出し、カオスから概念への道筋を探し出し
たことである。
その変化の過程(準備から突破までの過程)を三つに区切ると、
1.規律ある人材
2.規律ある考え
3.規律ある行動
となる。
このフレームを通して、
はじめて、全体を動かす「弾み車」と呼ぶ概念を提唱する。
この①から④の段階をまずイメージして頂きたい。
詳細は段階を追って徐々に鮮明にする。