波乱な状況になっていますね。

さてここでギリシャが大変だ。
けど、なんで>??

なんて思っているそこのアナタ。そうです。アナタです。


簡単に説明します。



サブプライムを発端とした経済危機から早数年。各国政府が銀行等の救済に乗り出していた矢先、国債に対する不信がでて国債が売却される、そのため国債の価値が下落し金利が上昇。つまり各国政府は高い金利を払わなければならず、また新規発行しても買い手が少ないため資金調達が困難。ましてや国内では経済危機の為に増税等はできかねる状況。

もしこの国債という債務を返済できなかったら買い手は損をします。

これがEU各国へ問題視されている概要です。


簡単すぎる??

ではもっと詳しく。

先進国の中で国債の国内外の流通で見ると1位:日本 2:アメリカ 3EUという順になります。
つまり主な買い手は国内の機関投資家等で外資が売却してもマーケットインパクトは少ないという事になります。一方外資が多く保有しているEUでは国外の資本が引き上げてしまうと資金調達が困難になってしまいます。EU全体ではEU圏内で債券を持ち合っている状況があるため、リスクが高まるわけです。


つまりギリシャを破綻させると国債を保有しているEU諸国は損をし資本が減少する。その買い手が今度は危うくなる。ということなんです。これだけギリシャが騒がれるのはギリシャの格付けが下がった事で債務弁済能力が弱いと投資家は判断している為です。

そうすると国債は売却されて価値は下がり支払う金利は上昇する(信用リスクが高いとみなされるため)。だがその国に金利を払う余裕はない。むしろ資金が必要。だけど、新規国債を発行しても買い手がいない。まるで四面楚歌の状況です。


こんな状況をEUはなんとかしようと救済に躍起になっているですが、ギリシャ国内では混乱状態。
国民投票するなんて事態になっていますよね。

これが良いかどうかは言えませんが、最近の世の中の話題として知っておくと良いと思います。