3日目後半「出会い」 | mellow diary

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相変わらず訳の分からないこと言ってます

チベット高原の中心地ラサの標高は3650m
富士山のてっぺんと変わらない
高地のため低地の70%程しか酸素がないため
高山病にかかる恐れがある

ラサに着いてから、少し息が苦しい
大きく息を吸いながらゆっくりと歩く

チベットにはチベット人(チベタン)意外にも
中国人(漢族)が日に増して移住している
チベットと中国との問題は深刻である
あえてここでは取り上げないが

漢民族居住区が拡がる一方、チベットならではの住居も多い
チベタンの住居は実にカラフルで
白い壁を基調に、赤、青、緑、黄色
原色の色使いが、チベット仏教を象徴している
そして、独特の臭い

しばらく歩くと、偶然ホテルの前に付いた
「ヤクホテル」
ガイドに載っていたホテルだ
ヤクとはチベットで主に家畜として飼われてる牛
乳はバターに、肉は食用、毛皮は衣類やテントに
そして糞は乾かして燃料にと
チベタンの生活に欠かせない動物だ

ヤクホテルに入ってみた
ここにはドミトリー部屋
(ひと部屋に数個のベッドで相部屋、1ベッドいくら計算)
もあるのだけれど、勇気がなく
風呂、トイレ付きの部屋を案内してもらった
良い部屋だ
壁から天井から、原色の彩色がしてあり雰囲気が出ている
その部屋に決めた 150元

ホテルを出て昼飯を食べる場所を探す
近くにあったレストラン、「タシ1レストラン」
日本人もよく利用するらしく
情報ノートや、壁の「ヤク丼あります」の文字が目に付く
ヤク・カレーを食べた
肉は硬いけれど、カレーはカレーだ

カメラを片手に街を歩く
ジョカン寺、バルコル、街の風景をカメラにおさめる

少し歩いたせいか、疲れたのでホテルの部屋に戻る
窓から中庭を見ると、ふたりで話す日本人らしき人物
おそるおそる近づいてみることにした
「こんにちは、日本人の方ですか?」
「あ、こんにちは」
日本人だ!
出国して以来初めて日本人にあった(まだ3日目だけど)
正直すごくホッとした
話を沢山した、いつ来たのか、いつまでいるのか
けれど僕以外の2人はもうすでに1ヶ月以上旅を続けている
本物のバックパッカーだ
そして、ランクルツアーを誘われた
ラサからドライバー付きランクル(なぜかランクルが主流)をチャーターし
街を離れ様々なスポットに行くというモノ
乗員でワリカンするので乗れるだけ人数を集めるのだ

誘われた行き先は「鳥葬」
チベットで実際に行われている遺体を鳥に食べさせる葬り方法
チベットに来て、ラサから離れる予定のなかった僕には
思わぬ展開だった

その後、日本人ばかり6人ほど集まり
チベット料理を食べさせてくれるレストランに行くことになった
僕以外はみんな本物の旅人ばかり、刺激的だ
レストランでチベット料理らしきものを食べた
バター茶も飲んだが、口にはあわなかった・・・
お湯でバターを溶かしたスープみたい

「鳥葬ツアー」は明後日になりそうだ
見た人の経験話だけでも、強烈だった
明日はポタラ宮を見に行こう

良いベッドだ