2013年長野の旅、2日目は、諏訪市からスタート。
諏訪市といえば、諏訪大社。
諏訪大社といえば、
この大きな「御柱」が山の斜面を滑り落ちていく「御柱祭」の光景が有名ですね。
『古事記』によると、遥か遠い昔、神々のいた古代に、島根の出雲から移ってきた神様が、この諏訪に腰を据えたそうです。
現在では日本各地にある諏訪神社ですが、ここが総本社になります。
別に信心深い人間という訳でもないのですが、3月に島根旅行では出雲大社に行きそびれたので、こちらの大社には行っておこうかな、という非常に軽い気持ちで……。
諏訪大社には上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の4社があるらしいのですが、今回、私が参拝したのは下社の秋宮。
理由は単純。
駅から一番近かったから。
いいのか、こんな不真面目な参拝で(笑)。
下諏訪駅から歩いて15分程度で、下社春宮の入口に到着。
鳥居に近づいた途端、
冗談抜きで、周りの空気とは全く違う、ピリッとした空気を感じました。
鳥居の外と内側では、全く違う空気が流れているような感覚が……。
鳥居を潜る時、自然と頭が下がり、深々と一礼していました。
普段は、こんな事しない人間なのに。
この杉の木、樹齢600年だそうで、深夜になると「いびき」をかくそうです。
この木の枝を煎じて子供に飲ませると夜泣きが治るらしいのですが、見るからに霊力のありそうな木の枝を折るなんて、とても出来そうもありません……。
近くには、こんな岩も。
「君が代」に出てくるさざれ石。
この石は平安時代から残っているらしいのですが、これだけの大きさになるまでには何百年、何千年かかるそうです。
「神楽殿」という建物の前には、こんな像が。
本当かどうかは知りませんけど、確かに大きいです。
台座の部分だけでも、普通の神社の狛犬くらいの高さがあります。
さて、いよいよ参拝する参拝殿に辿り着いたのですが、私の母親の教えで「神様にカメラを向けてはいけない」というのがありまして、本殿とか参拝殿とかは写真に撮らない事に決めています。
まあ、そう言いながらも、武田神社とか上田神社とか、武将が祀られている神社では本殿を写真で撮りまくっていたのですが(笑)。
今回は、直接の写真は撮らず、案内図を撮影しました。
参拝殿を取り囲む4本の柱が、いわゆる「御柱」ですね。
参拝殿、左右拝殿、全てが重要文化財に指定されています。
他の神社だと、参拝殿の裏に本殿が建っていたりするのですが、
大昔の神社には本殿は存在しないそうで、
それだけ諏訪大社が古い場所である証拠になっています。