午前8時30分、大混雑の大宮駅から東北新幹線に乗車。
久しぶりにグリーン車に乗りましたが、値段が少し張る分、足元が広いのは嬉しいですね。
特に、私のような体格のよろしいオッサンには助かります(笑)。
午前10時、仙台駅に到着。
市街地を抜け、どんどん自然豊かな山の方へと入っていきます。
国の名勝に指定され、日本の滝100選にも選ばれている「秋保大滝」。
仙台は何度も訪れた事があり、近くにある秋保温泉にも2回ほど宿泊した事がありましたが、この大滝を訪れるのは初めてです。
本来なら、じっくりと腰を据えて観たり、写真を撮りまくりたいのですが、今回のスケジュールは分刻みにタイトなもの。
帰りのバスが来るまでの、たった30分で鑑瀑しなければなりません。
一刻も早く、滝へと向かわなければならないのですが、
滝に向かう前に参拝しておきたいのが「秋保大滝不動尊」こと西光寺。
手水石にて両手を清め、
本堂の脇を通り抜け、いよいよ大滝へと向かいます。
この長い石段が帰り道には上りになる事を考えると、果たして時間通りに戻ってこられるのか少し不安になってきますが、とにかく前に進まないと仕方ないので先を急ぎます。
石段を下りていくにつれ、木々の隙間から垣間見えてくる滝の姿。
石段を下り切ったところにある滝見台からは、滝の全体を正面から眺める事が出来ます。
幅6メートル、落差55メートルで流れ落ちていく直爆の滝は、少し離れた場所から見ていても迫力十分。
那智の滝(和歌山県)、華厳の滝(栃木県)と並ぶ「日本三名瀑」の一つと呼ばれている…となっていますが、同じように三名瀑を自称する滝は全国各地にあるので、いわゆる「諸説あり」の部類ですね。
まあ、同じように「日本三大○○」というやつは、最初の二つは確定していても、最後の一つは色々な説があるというのは良くある話。
日本三名瀑に入っていても、入っていなくても、この滝が美しいのは間違いないし、観た人の多くの心を動かしている事は確かだと思います。
正直なところ、私も今回のタイトなスケジュールの中で仙台駅から1時間もかけて訪れる価値はあるのかな~なんて事を思っていたのですが、そんな事を考えたのが恥ずかしくなるほど、観に来た価値はありました。
はるか下を流れる川の岸を歩いている人々の姿が見えました。
残念ながら、今回は時間が無いので…
というか、あんな下から戻ってくる上り坂を考えると、すっかり心が折れてしまいました(笑)。