広島・尾道の西國寺にある長い石段を登り切り、やっと辿り着いた三重塔。
ここまでの苦労が大きかった分、辿り着けた喜びも格別。
塔の周囲が柵と塀に囲まれているので、あまり近くまで寄れず、撮影できる角度も制限されてしまいます。
室町時代の西暦1429年、六代将軍だった足利義教の寄進によって建立された三重塔。
現在は、国の重要文化財に指定されています。
塔の内部には建立当時のものと思われる如意輪観世音菩薩像が御本尊として祀られており、その周囲に極彩色の四天王が配置されています。
建立された当時は日本古来の和様と中国から伝わった禅宗様が入り混じった建築様式が主流の中、奈良時代に用いられていた和様に回帰しようとする流れがあり、この塔もそんな復古建築を用いた純和様になっています。
そんな事を書いてみても、私には全く分からないんですけどね(笑)。
違った角度から写真を撮りたくなったので、ちょっと塔から離れた場所から回り込みます。
石段を登っていた時は疲労困憊だったのに、写真を撮っている時には意外に動けるのが不思議(笑)。
ある程度の写真を撮り終え、三重塔を後にします。
帰り道は下り坂だから、景色を楽しむ余裕もあります。
これで今日の予定は終了…だったら良いのですが、もう一か所、行きたい場所が残っています。
しかも、また高い場所にある塔を観に行く予定…(笑)。