人間、年齢を重ねていくにつれて色々と変化があるもの。
私の場合、若い頃と比べて、食事の内容や傾向も変わってきました。
昔は一つのものを大量に食べ、あまり品数は必要としなかった気がします。
それに対し、現在は様々なものを少しずつ、多くの品数を食べたいと思うようになってきました。
それは旅のお供となる駅弁の内容でも同じ。
先日、名古屋に行った時、帰りの新幹線の中で食べたのが、
5種類の「名古屋めし」が入っている駅弁です。
ちょっと前までは、名古屋の駅弁は「みそかつ」一択だったのですが、今回はパッケージデザインにも魅かれた、こちらの駅弁を食べてみました。
さて、どこから食べ始めようか。
箸の付け所に迷う楽しみがありますね。
名古屋コーチンを使った鶏飯。
混ぜご飯は、冷めると少しパサついた食感がありますが、他のオカズが濃い味なので、ちょうどバランスが取れています。
「5大名古屋めし」の揃い踏みを、脇で支える煮物と卵焼き、鶏の照り焼き。
駅弁の定番ともいえるオカズ類が一通り揃っていて、色々と楽しめます。
小さめの「天むす」が二つ。
このブロックだけ残しておいて、後で食べる事も可能ですね。
天むすの添え物といえば「キャラブキ」のイメージがあるので、柴漬けなのは意外です。
味噌カツに加え、エビフライも味噌味。
他のソースと比べて、味噌は冷めても美味しいんですよね。
あんかけパスタは、あまり脂っぽくなく、さっぱりした味。
最初に「色々な味を少しずつ食べたい」と書きましたが、その一方で、もっと大きなカツやエビフライ、パスタが食べたいと思ってしまう自分もいます(笑)。
色々な名古屋の味が楽しめるので、駅弁としては大満足。
あとは、ひつまぶしが入っていたら、もっと満足。
さらに、これだけの品揃えの中に入れるスペースがあるのか分かりませんが、名古屋のスイーツが何か入っていたら良かったかも、というのは贅沢な望みでしょうか。