ここ最近、なぜか週末になると体調を崩してしまい、なかなか東京・埼玉から外に出られず。
今週末になって、やっと調子が良い状態で朝が迎えられたので、また体調が悪くなる前に外出する事にしました。
約一か月ぶりに「一之宮巡り」を再開しようと思い立ち、久しぶりに乗車した東北新幹線で向かったのは、
福島県の郡山。
イメージキャラクターもマスクを付ける御時勢なんだなぁ、と思っていたら、
こちらはノーマスク。
細かい事を気にするクレーマー連中に「なんでマスクしていないんだ!」なんて文句を言われなければいいけど(笑)。
駅2階の新幹線改札から1階に降り、在来線のJR水郡線に乗り換え。
2両編成の車両で1時間15分ほど揺られ、辿り着いたのは、
福島県東白川郡棚倉町にある近津駅。
この棚倉町には、かつて陸奥国の一之宮に定められた神社が2社あり、そのうちの「八槻都都古別神社」の最寄駅が近津駅になります。
時代が進むうちに範囲が広がり、鎌倉時代には東北地方の大半を占めるようになる陸奥国。
しかし、まだ東北地方に中央政権の影響力が及んでいなかった時代には、現在の福島県と宮城県の一部が陸奥国の中心だったので、一之宮もこの地に置かれていました。
無人駅の近津駅を後にして、目的地の八槻都都古別神社を目指します。
この時、帰りの電車の時刻など全く気にしていなかったのですが、これが後々、とんでもなく後悔する事になろうとは…。
神社までの道のりは、ほぼ一直線。
駅前から大通りまで出たら、ひたすら道に沿って真っすぐ歩き続けるだけです。
見渡す限り、前にも後ろにも他の人影は見られず。
東京でウロウロしているよりも、よっぽど人との接触が少なくて安全です(笑)。
この季節、外を出歩く時に何よりも大切なのは、水分の確保と補給。
普段生活している東京や埼玉よりも自動販売機が少ない土地に来ると、計画的に水分を確保しておく事の重要性を強く感じます。
久しぶりに遠くまで旅してきた事もあり、ちょっと油断して水分を摂りまくっていたところ、この橋に差し掛かった頃には、準備していた飲み物が全て空っぽに…。
こういう状態で川の水を見ると、さすがに飲みたいとは思わないものの、頭から浴びたい衝動には駆られますよね。
幸運な事に、川を渡ると、もう神社は目と鼻の先だったので、脱水症状に陥る前に辿り着く事は出来ました。
神社に近付いてる事が分かる高い木々と、その隙間から見える社殿を横目に見ながら歩いていくと、
駅から歩いて10分ほどで、大鳥居に到着しました。
この棚倉町には「都々古別(つつこわけ)」という名前の神社が2社ありますが、こちらは「八槻都々古別神社」と呼ばれている神社。
もう一社の「馬場都々古別神社」、茨城県にある「近津神社」と合わせて「近津三社」と呼ばれており、その中の「中社」とされています。
さっそく鳥居を潜って参拝…といきたいところですが、約1か月ぶりに長い距離を歩いてきたオッサン、ここで小休憩タイムに突入(笑)。
そして、この記事も後半に続きます。
(八槻都々古別神社 ②に続く)