これまで群馬の高崎には何回も訪れていて、実際に何度も食べていながら、まだブログに書いていなかったのが、
 

 

「だるま弁当」と並ぶ高崎の名物駅弁、鶏めし。

 

昭和9年に発売開始されてから、もう85年以上も愛されてきた駅弁です。

 

群馬の「とりめし」といえば登利平の「鳥めし」が有名ですが、私にとっては、こっちの駅弁こそ「とりめし」。

 

中身は、まさに鶏めしの王道スタイル。

 

 
茶飯に鶏そぼろを敷き、その上に鶏の照り焼きとコールドチキン。
 
全国各地に「鶏めし」系駅弁がありますが、大体、こういう感じですね。
 
車内で食べると、鶏そぼろがポロポロ落ちて、大変な事になるのも全国共通(笑)。
 

 

年を取るのに合わせ、牛肉や豚肉は柔らかい方が好きになってきましたが、鶏肉だけは一定の歯応えが無いと物足りないかも。

 

照り焼きも、唐揚げも、焼き鳥も、鶏鍋も、ちょっと固めのやつを噛み締めた方が旨味が滲み出てくるような気がします。

 

そういう部分では、ちょっと冷えて固くなる駅弁では、鶏肉が一番美味しいかもしれません。

 

 

群馬といえば「こんにゃく」だと思いますが、実は梅の生産量も多く、和歌山に続く日本第二位。

 

鶏肉の味に舌が慣れた頃に、いい感じのアクセントになります。

 

 

派手さの無い定番駅弁ですが、結局、こういうオーソドックスなモノが長く生き残っていくんですね。