(三嶋大社 ①から続く)

 

巨大な注連縄(しめなわ)が目を引く、三嶋大社の「総門」。

 

 

重さ400kg、太さ2m、長さ6.4mもある注連縄は、真下から見上げると迫力十分です。

 

 

総門の先の境内では、ちょうど「夏越の祓」の茅の輪を準備中。

 

 

 

今年前半の穢れを落とし、今年後半の健康と厄除けを祈願するため、茅草で編んだ大きい輪を潜る「夏越の祓」。

 

 

毎年、6月末あたりに行われるので、この時期、全国近くの神社で同じように準備しているんでしょうね。

 

 

私も今月末、どこかの神社で茅の輪を潜ろうと思っています。

今年の後半は、少しでも過ごしやすい世の中に変わってくれるといいなぁ…。

 

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多くの参拝客が往来していく横で、誰も立ち寄っていない手水舎。

 

 

コロナ対策で、こちらも断水中。

 

 

その代わりに、手を洗う場所が別に設けてありました。

 

 

ひんやりと冷たい水で手を洗うと、身を清めると同時に、これから参拝するという気持ちに切り替わってきます。

 

 

じんわりと気温が上がり、額に汗が滲んでくる季節。

オッサンとしては、手を洗うだけでなく、ついつい顔まで洗ってしまいたい衝動に駆られます(笑)。

 

続いて、手水舎の近くにある「神馬舎」に立ち寄ってみました。

 

 

こちらに納められている神馬は、江戸時代に作られたもの。

 

 

三嶋大社の神馬は、毎朝、神様を乗せて箱根山に登るとされていました。

そして、神馬舎に戻ってきたのを確認してから神官が朝ご飯を食べるというのが、この神社での古くからの習慣だったそうです。

 

 

健脚の御利益があるという事なので、しっかり参拝。

 

最近、どうも長い距離を歩くのが億劫になってきましたが、いつまでも元気に歩いて旅行できますように…。

 

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本殿などがある清浄地(神域)の入口にあたる「神門」。

 

江戸時代の西暦1854年に起きた大地震で倒壊した後、1867年に再建されました。

 

 

随所に施されている精巧な彫刻は、伊豆の名工である小沢派によるもの。

 

 

ついつい足を止めて頭上を撮影してしまい、なかなか門の向こう側に行けません(笑)。

 

 

保護ネット越しでも、その細工の細かさというか、仕事の巧みさは伝わってきます。

 

 

神門を潜ると、いよいよ神域に入ります。

 

 

(三嶋大社③に続く)