ここ最近、緊急事態宣言下の東京を避けるように、北関東の栃木や茨城に足を運んでいましたが、久しぶりに東京よりも西に出掛けたのは先週末。

 

といっても、東京のすぐ隣の神奈川ですけど。

 

さすがに、まだ箱根の関を越えるのは気が引けます。

 

東京の中でも比較的人の流れが少ない八王子方面からJR相模線に乗り、神奈川の茅ケ崎方面へ。

 

 

埼玉の我が家から1時間ちょっとで辿り着いたのは、

 

 

JR相模線の宮山駅。

 

 

「密」とは無縁の思える無人駅。

 

 

駅を出て少し歩くと、目の前に案内板が。

 

 

今回の目的地は、「相模国一之宮」寒川神社。

 

現在の神奈川県にあたる相模国の一之宮といえば、鎌倉の鶴岡八幡宮が有名ですが、それに並ぶのが寒川神社。

 

神奈川県における初詣参拝者では鶴岡八幡宮に次いで二番目に多く、御祈祷者が多い事でも知られている神社です。

 

 

今年に入ってからは、神社を訪れる時は晴天が続いていたのですが、この日は雨。

 

このくらいの気温なら平気と考え、半袖姿で訪れたものの、予想以上の涼しさに、たちまち鳥肌です(笑)。

 

 

あまり駅から向かう人はいないのか、道を歩いていたのは私一人。

この時勢、あまり人混みには近づきたくないのですが、全く他人と擦れ違わないのも寂しいものです(笑)。

 

 

神社の近くまで来ると、さすがに周りを歩く人々も増えてきました。

出来るだけ他人を撮らないようにしているので、画像には写っていませんけど。

 

駐車場は混んでいたので、県内の人は車で来るのかな?

 

 

この神社でも、樹齢が長く、背の高い木々が多いですね。

鳥居を潜ると同時に、こうした木々の下に入っていくと、改めて神社を訪れた実感が湧きます。

 

 

ちなみに、こちらの鳥居は「三の鳥居」。

 

本来、一の鳥居、二の鳥居と順番に潜りながら参道を歩いてくるものですが、それには隣の寒川駅で降りる必要があり、1kmちょっとは歩く事になるので…。

 

 

寒川神社の明確な創建時期は分かっていませんが、1500~1600年の歴史があるとされています。

 

古くから相模国の一之宮として、鶴岡八幡宮と共に、関東の人々からの信仰を集めてきました。

 

源頼朝、北条氏や武田氏、徳川氏と、各時代に関東を地盤としていた武家から高い崇敬を受け、多くの社殿や領地を寄進され、大いに栄えてきた古社です。

 

 

約1万5千坪もの広大な敷地を誇る寒川神社。

 

広い参道の途中には何本も横道が分かれていて、豊かな緑の中を散策できます。

 

今回は残念な天気でしたが、晴れている日なら、ただ歩いているだけでも気持ち良さそうですね。

 

 

この立派な作りの建物は、参拝前に手を清める手水舎。

 

普通の神社の何倍も高く、大きい手水舎ですね。

 

 

コロナ禍で水が使用できない場所も多い中で、ここは利用可能です。

もちろん、口をゆすぐのはNGですけど。

 

手を清めたら、いよいよ拝殿への入口となる神門に向かいます。

 

 

横幅9メートルもある重層の門。

一見、歴史のある建築物のように見えますが、平成5年に建て直されたものです。

以前建っていた神門は、他の場所に移築済み。

 

 

毎年、新年には特製の「新春ねぶた」が掲げられ、50万人近い初詣客を迎えている神門。

 

 

門の両側に下げられているのは、菊紋の提灯。

 

 

扉に掲げる社紋は「丸にやせ三つ巴」。

 

そんな神門の両脇には、巨大な狛犬が鎮座しています。

 

 

デカい。

 

そして、顔も身体も迫力満点。

 

 

そして、

 

 

うむ…デカくて雄々しい(笑)。

 

 

(寒川神社②に続く)