(鹿島神宮①からの続き)

 

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本殿に参拝を終え、周辺をウロウロ。

 

周囲は緑に囲まれ、木陰も多くて快適です。

 

ただ無心に緑を眺めているだけでも、心身共に癒されるような感覚がありますね。

 

 

長い樹齢の巨木が林立している中で、拝殿の脇で柵に囲まれ、大切に保護されているのが「霊杉木」。

 

 

かつて雷に打たれて炎上し、さらに大嵐で薙ぎ倒されながらも、まだ生存しているという珍しい杉の木です。

 

根元から一メートルちょっとの高さしか残っていませんが、その生命力は、まさに神の木。

 

色々と強いパワーを頂けそうな気がしたので、とりあえず拝んでおきました。

 

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霊杉木の横には、ちょっと変わった光景が。

 

 

顔を描いた藁人形が棒の上に括り付けられ、数体並べられています。

 

 

こちらは、古くから地元に伝わってきた風習の「大助人形」。

 

鹿島神宮の神様が東北地方を平定した時に加勢した兵士達を模した人形で、これを集落に立てる事で、疫病や災厄を退散させる効果があったそうです。

 

現在は廃れつつある風習ですが、コロナウィルスを追い払うため、鹿島神宮の公式行事として復活しています。

 

コロナ退散の後押しをしていただけるように、こちらにも一礼しておきました。

 

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本殿から参道を挟み、向かい合わせになる形で建っているのが「仮殿」。

 

 

社殿を修理・改築する際に、一時的に神様を遷して安置する「仮殿」。

 

現在「令和の大改修」に入っている奥宮など、敷地内にある様々な社殿の神様が、こちらに遷されています。


 

 

建てられたのは、江戸時代の西暦1619年。

現在の本殿が建て替えられた際に、祭神を遷す社として建てられました。

 

こちらも本殿と同じ名工の手によるもので、国の重要文化財に指定されています。

 

当然、こちらにも深く一礼しておきます。

 

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多くの絵馬の並んでいる絵馬掛所。

 

勝負運や合格祈願、開運祈願、疫病退散を願う絵馬が多い中、縁結びの願掛けも多く見られます。

 

元々、鹿島神宮では縁結びを占う神事も行われてきたそうで、そちらの効力も強そうです。

 

 

 

 

授与所で絵馬を入手して、私も願掛け。

 

 

そんな絵馬掛所には、一際大きな絵馬が飾られていました。

 

 

まあ、こちらは軽く一瞥しただけで、すぐに通過(笑)。

 

 

(鹿島神宮③に続く)