あまり遠くまで足を伸ばせない御時世なので、改めて近くの神社を訪れ直しています。
先週末、久しぶりに訪れたのは、埼玉県東松山市にある、こちらの神社。
西暦712年に創建され、1300年以上の歴史がある古社「箭弓稲荷神社」です。
平安時代、東国で起きた反乱の鎮圧を命じられた源頼信が、この地に陣を張って戦勝祈願を行ったところ、白羽の矢のような白雲が立ち起こり、反乱軍の方に向かっていきました。
それを神のお告げだと思い、一気に攻め込んだ頼信は、そのまま反乱軍に勝利。
神への感謝として社殿を再建した時、勝利のきっかけになった矢にちなんだ「箭弓稲荷」に改名しました。
古くから地元の人々だけでなく、全国各地から参拝客が訪れています。
一応、「日本三大稲荷」や「日本五大稲荷」の一人に数えられる事がありますが、そういうものの選出基準は曖昧なので…。
稲荷神社といえば、赤い鳥居と、神のお使いである狐たち。
広い境内の先には、細かい彫刻が施された立派な拝殿。
他の稲荷神社と同様に、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全など様々なご利益のある神社ですが、「箭弓=やきゅう」という事で、多くの野球関係者が必勝祈願に訪れる事でも有名です。
ちょうど私が訪れた日にも、埼玉西武ライオンズの辻監督が祈願に訪れていたんだとか。
祈願で奉納する絵馬も、野球にちなんで…
バット型の絵馬があります。
ホームベース型の絵馬もあります。
野球には関係ない私ですが、こちらでも「コロナからの勝利」を願って、絵馬を奉納しました。
現在の困難を打ち返せますように…。
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境内には七代目市川團十郎が建立した團十郎神社もあり、演芸・芸能関係者も多く訪れるんだとか。
また、ギネス世界記録に「世界一大きな木製スタンプ」として認定されている巨大な御朱印も展示されています。
約1.4メートル四方の御朱印、こちらを訪れた際には是非ご覧あれ。
ちなみに…当たり前ですが、これを御朱印帳に押してもらえる訳ではありません(笑)。
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帰り道、東松山の駅前で購入したのは、
東松山の地元グルメである「やきとり」。
「やきとり」といいつつ、豚肉の串焼きで、唐辛子の入った味噌だれをつけて食べます。
お土産で持ち帰るのも、地元で一杯飲みながら食べるのも良いですね。