本日、2月2日は「節分」。
邪気を払うため、「鬼は外、福は内」の掛け声とともに、鬼に向かって豆を投げるのが定番行事となっています。
全国各地の神社でも、有名人やスポーツ選手が参加して、豆やお菓子を参拝客に向けて投げるのが毎年の風物詩。
残念ながら、今年はコロナの影響で中止になる場所が大半だと思いますが…。
そんな中、埼玉県にある神社では、毎年の節分では「福は内、鬼は内、悪魔は外」という珍しい掛け声を掛けながら、その年の年男と共に、何と赤鬼・青鬼も一緒に豆やお菓子を投げるんだそうです。
そんな珍しい神社があるのは、
キャラクターの「嵐丸くん」が可愛い、比企郡嵐山町。
正直なところ、長く埼玉に住んでいる私でも訪れるのが二回目という土地ですが、続日本100名城に選ばれた「菅谷館」と「杉山城」があるので、城巡りで訪れた事のある方も多いかもしれません。
また、源平の戦いで活躍した畠山重忠、そして木曽義仲という有名な武将の出身地でもあります。
そんな嵐山町の「武蔵嵐山」駅から歩いて10分ほどの場所にあるのが、
その名も「鬼鎮神社」。
最近は「鬼滅の刃」の影響で「鬼」の存在がクローズアップされていますが、ここは、まさに鬼を祀っている神社です。
日本全国、様々な神様や武将などが祀られている神社がある中で、「鬼」を祀っているのは4社のみ。
関東では唯一の珍しい神社になります。
平安時代、畠山重忠によって「菅谷館」が建てられた時、その鬼門除けとして建立されたのが、この神社。
拝殿を訪れ、頭上を見上げてみると、
ちょっと可愛い赤鬼、青鬼の描かれた額。
さらに上を見てみると、
やっぱりというか、当然というか、鬼瓦があります。
賽銭箱の前に立てかけられている太い金棒。
鬼を祀っているという事で、願いが成就した時には金棒を奉納するのが昔からの慣習になっています。
という訳で、
ごっつい凶器、大集合です(笑)。
男性でも自由に持ち上げられないほどに重い、様々な金棒たち。
昨日紹介した「東郷神社」と同様に、こちらも勝負運のご利益がある神社です。
鬼は強さの象徴であり、勝負事を控えたスポーツ選手や、試験に打ち勝ちたい受験生などが多く参拝しています。
鬼からの後押しを受けて、まさに「鬼に金棒」というヤツですね。
私も「コロナからの勝利」を願って…
鬼の絵馬を奉納してきました。