別府の「地獄めぐり」も6ヶ所を巡り終え、残すは「血の池」と「竜巻」を残すのみ。
この2ヶ所は他の地獄と少し離れていて、路線バスで10分くらい掛かる場所にあります。
バスは1時間に2本くらい来るのですが、それを待つのが面倒くさかったり、そもそも行く事字体が面倒くさくなって、そちらに行かずに帰ってしまう人も少なくないようですね。
私も正直、諦めて帰りたい誘惑に駆られましたが、なんとか押し殺して路線バスに乗車。
まずは「血の池地獄」に向かいました。
看板の文字は、いかにも「地獄」っぽい字体ですが、
立て看板を見ると、どうしても観光地気分は拭えません(笑)。
ここの源泉は、酸化マグネシウムや酸化鉄の影響で赤茶けた色になっています。
血液の色に例えるなら、動脈ではなく、静脈に流れる方の血の色ですね(笑)。
熱泥が沈殿している池は、これまでに何度も爆発を起こして、周囲に被害を及ぼしてきたそうです。
しかし、現在は爆発防止の為に定期的な攪拌作業が行われているので、安心して見学して欲しい、との事。
次は、いよいよ最後の地獄。
どことなく旅館の入口っぽい「竜巻地獄」ですが、この建物部分はお土産屋さんで、そこを抜けたところに、メインの源泉があります。
いわゆる間欠泉である「竜巻地獄」は、約30分ごとに熱湯が噴出します。
私が訪れた時は、ちょうど噴出が終わった直後だったようで、大勢の人達が出て行くところでした。
自然が起こす現象なので、しっかり30分後に始まるかどうかは分かりませんが、ここは黙って待ち続けるしかありません。
ベンチは満席だったので、地べたに座って待つ事、約20分。
思ったよりも早く、その時は訪れました。
モノ凄い勢いで吹き出す間欠泉!
吹き出している源泉の上には石版で蓋がしてありますが、これが無いと50メートルくらいの高さまで吹き上がっていくそうです。
昔は遮るものは何もなく、噴き上がるままに放っておいたそうですが、周りで見ていた人は火傷しなかったのかなぁ…。