「地獄めぐり」の地獄は、大きく見ると、3つの区域に分かれています。

 

「白池・かまど・鬼山」の各地獄があるブロック。

 

そこから公園を挟んで少し離れた区域にあるのが、「山・海・鬼石坊主」の各地獄。

 

そして、バスに乗って十数分かかる程に離れた場所にある「血の池・竜巻」の両地獄。

 

最初の3つの地獄を見終えた私は、降り注ぐ陽の光と源泉の湯気で汗まみれになった身体を公園で一休みさせると、次なる地獄へと向かいました。

 

 

「山地獄」の入口は、私が訪れた時にはちょうど工事中だったようで、正面からは入れず。

 

おそらく普段は出口として使われているであろう左端の出入口から入れてもらったのですが、

その直後から、これまで訪れてきた3ヶ所の地獄とは明らかに様子の違うのは感じ取れました。

 

 

 

…温泉は?

 

どうやら、ここは温泉の熱を利用して飼育している動物のいる場所らしく、どう考えても動物園としか呼びようがありません。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、カバとカピバラは温泉で気持ち良さそうです(笑)。

 

 

 

馬の飼育に温泉って関係あるのかなぁ…。

 

ちょっと小高い丘を上がっていくと、やっと白煙の立ち上る源泉がありました。

 

 

ただ、どこが「山」地獄なのか、全くもって謎でした…。

 

 

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山地獄を出て、すぐ近くにあったのが「海地獄」。

 

 

地獄めぐりの中で、ここが一番広い敷地を誇っているようで、大きな駐車場もあります。

 

門を潜って中に入ってからも、しばらく歩き続ける事となりました。

 

 

途中にある池には、熱帯性の睡蓮が浮かんでいました。

 

 

ちょっと極楽浄土を感じさせて、お寺の庭を歩いているような感覚になります。

 

しかし、一番奥まで行くと、そこに広がる光景は、やはり「地獄」。

 

 

源泉に含まれた鉄分が溶けている事で、まるで海のように青く見えますが、その香りは「潮の香り」とは大違い。

 

猛烈な白煙と共に硫黄の匂いが立ち込めていて、ちょっと風下に立ってしまうと…

 

 

たちまち目の前は真っ白、全身が硫黄の臭いに包まれてしまいます。

 

青い源泉の周りには一休みできるベンチも多くあるのですが、あまりの暑さと硫黄の香りに負けて、早々に退散する事としました。

 

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「海地獄」に併設されていたレストランで昼ごはんを食べた後、すぐ隣にある「鬼石坊主地獄」へと向かいました。

 

 

受付の前に「定休日」の文字を見つけ、ちょっと嫌な汗をかきましたが、併設されている立ち寄り温泉が定休日であるだけで、地獄部分を見るのは自由。

 

ここに湧いている源泉の特徴は、白灰色の熱泥がボコボコ沸騰していて、波紋状の跡を残しているところ。

 

 

 

 

 

このボコッと湧き上がった部分が坊主の頭に見える事が、「鬼石坊主」の名前の由来。

 

これまで訪れてきた地獄の中では、一番、名前と特徴が合致している場所ですね。

 

 

間欠泉のように絶え間なく白煙が吹き出している場所もあり、なかなかの迫力です。

 

 

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