北陸地方で唯一、まだ足を踏み入れた事の無かった県が、白エビと昆布が有名な富山県。
北陸新幹線が金沢まで延びるタイミングに合わせ、是非訪れてみたいと思っていたのですが、3月に新幹線が延伸した頃は仕事の調整が付かず、そのまま最近までズルズルと訪問予定を引き伸ばしてしまいました。
そして、ようやく先月末、久しぶりの3連休が取れたので、やっと念願の富山旅行を実現する事が出来ました。
前回、同じ北陸の金沢に行ったのは北陸新幹線が開通する前だったので、北陸新幹線も初乗車です。
とはいえ、途中にある長野県や新潟県には何度も訪れているし、つい最近も上田に新幹線で行ったばかりなので、初めてという感覚は皆無に近いのですが(笑)。
以前なら、埼玉の大宮から新潟の越後湯沢まで新幹線で行き、そこから在来線の特急電車に乗るのが、北陸地方に向かうルートでした。
しかし、新幹線が延伸してくれたおかげで、大宮から直行で2時間半くらいで、目的地の「新高岡」駅へと到着。
新幹線の延伸に合わせ、今年に開業したばかりの真新しい駅です。
とりあえず駅はオープンしたものの、駅の外に一歩出て、周りを見回すと、ほとんど何もない殺風景な光景が・・・。
まあ、これから少しずつ駅前も開発され、色々な施設や店が作られていくんでしょうね。
駅の中央通路には、巨大な兜が。
加賀藩の初代藩主で、高岡の街を発展させた前田利長公が愛用した兜である「銀鯰尾形兜」をイメージして作られた「高岡大兜」です。
この大兜は高さ4メートルもありますが、実際に利長が使っていた「銀鯰尾形兜」は1メートル40センチくらいだったと言われています。
さすがに、4メートルの兜を使っていたというのは非現実的すぎます(笑)。
まあ、1メートル40センチの高さの兜でも、十分に驚きですけど・・・。
ちなみに、利長の父である前田利家公も、同じく鯰尾形兜を使っていたそうで、
こちらは、金沢の尾山神社にある「金鯰尾形兜」。
こんな兜を本当に愛用していたとしたら、親子揃って、相当に首筋が強かったに違いありません(笑)。
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新高岡駅の通路を歩いていると、巨大な寿司のオブジェを発見。
富山県が誇る新鮮な海の幸とお米をアピールしています。
見るからに美味しそうで、心動かされるものがあるのですが、旅先で初めての寿司屋に一人で入るような勇気は、私には無いので・・・
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そんな新高岡駅でも、駅スタンプを押印しました。
大きなホッチキスみたいな機械に紙を挟んで、ガチャンと挟み込めば出来上がり、という手軽さ。
これなら、インク切れや色ムラを気にしないで済みます。
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新幹線専用の駅舎を出て、道路一本渡った先にあったのが、JR城端線の新高岡駅。
新幹線の駅と違って、実にシンプルというか、簡素というか・・・
ホームは1カ所だけで、上り電車も下り電車も同じホームから乗ります。
きっぷ売り場も見当たらず、結局は降車した駅の改札で清算したのですが、実際は新幹線用の駅舎の方で切符が買えるそうです。
そんな城端線のホームに現れた電車は、
懐かしの「忍者ハットリくん」です。
「ハットリくん」の作者、藤子不二雄A先生が富山県出身という事で、こういうラッピング電車が走っているそうです。
写真は撮り忘れましたが、車内も「ハットリくん」の絵柄が満載です。
更に、終着駅である「城端」駅から世界遺産・白川郷に向かうバスが出ている関係で、合掌造りの家もデザインされています。
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