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(騎馬像巡り 平将門から続く)




茨城から埼玉まで帰ってくる途中、千葉県にて途中下車。
向かったのは、こちらの神社でした。





以前、長野県にある諏訪大社には訪れた事がありましたが、その大社を総本社とした諏訪神社は日本全国に25000社以上あるそうです。


今回訪れたのは、千葉の流山市にある諏訪神社。
隣の柏市にも諏訪神社があるので、そちらの最寄駅で一度降りてしまうミスを犯しながらも(笑)、何とか到着しました。





こちらの諏訪神社を訪れた理由は、鳥居前にある馬の像と関係があります。





平安時代、こちらの神社に馬を献馬した武将の像が、境内に飾られています。





今回の旅において、「勿来の関」、「水戸納豆」に関連して何度も名前が出てきた源義家です。


勿来の関では騎馬像でしたが、こちらは馬を下りているので、「人馬像」でしょうか。





「勿来の関」の記事でも説明していますが、平安時代に起きた争乱「後三年の役」を平定する為、奥州(現在の東北地方)へと向かった義家。


その途上、この諏訪神社に立ち寄った義家は、軍馬を調達すると共に、戦勝祈願を行いました。





そして、見事に乱を鎮圧すると、その帰り道に再び諏訪神社を訪れた義家は、戦勝の報告を行い、その感謝の気持ちとして馬を献馬しました。


その時に義家が通った「勿来関→水戸→諏訪神社」というルートを、今回、私も辿ってきた事になります。






往路で軍馬を調達して、帰り道、その時の馬を返しただけのような気もしますけど(笑)。
でも、戦勝した義家の乗っていた縁起の良い馬ですから、かなりの価値があったのでしょう。





この像を見ると、人馬共に足が短いように感じましたが、この時代の馬は小柄な蒙古馬で、体高130~150センチくらい(足元から背中の鞍まで)だったと伝わっているので、これが正解なんですね。



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義家献馬の像と同じくらいか、ある意味、それ以上にインパクトがあったのは、この神社の狛犬。






かなりのマッチョ狛犬です(笑)。
顔もワイルド。





文化勲章の受賞者である彫刻家、北村西望氏の作です。


北村氏は全国各地に多くの銅像を残していて、一番有名なのは出身地である長崎に残した「長崎平和祈念像」。
また、有名な騎馬像も多く残しています。





この他にも、







まるで狼のような鋭い顔立ちをした狛犬達が揃っていました。




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