(茨城への旅(10)の続き)
「發遣門」という門から公園内に入ります。
門の下には親鸞聖人の像と鐘があったので、この鐘を鳴らし、大仏様に一礼してから公園内へ。
広い園内に、大仏様の足元に繋がる参道が一直線に抜けています。
門を潜った直後に振り返り、内側から門を見てみると、
門の二階に鎮座する「釈迦三尊像」を拝めます。
中央がお釈迦様、右が弥勒菩薩、左が阿難尊者……で合ってるかな?
まあ、実際は門の高い場所にあるので、肉眼では小さく見えるだけで、今回はカメラのズームを使って撮影したんですけどね。
季節柄、園内には何も生えていませんでした。
桜の咲く季節には遅く、緑が生き生きとする季節には早すぎて……。
たまには、桜が咲き誇る風景みたいなものを紹介したいものです。
こちらも日本一の大きさを誇るらしい大香炉。
後ろに見える大仏様と比べると、ほとんどのモノが小さく見えてしまいますが、これだけ単体で見れば、確かに大きな香炉です。
まあ、他の香炉を多く見てきた訳ではないので、平均的な大きさが分かりませんけど。
その先にあるのが、小川(というか、水路)を渡る横超の橋。
「南無阿弥陀仏」と唱えながら、六歩で渡るのがルールらしいです。
寺院内での、こういうルールには素直に従う事にしている私。
周りに誰もいない事を確認して、小声で「南無阿弥陀仏」と唱えながら、ちゃんと六歩で渡ってみました。
ちょっと歩幅が合わなくて、ヨタヨタした変な感じになっちゃいましたけど(笑)。
いよいよ大仏様の足元に近づいて来ましたが、その前に、ちょっと横道に逸れてみました。
「本願荘厳の庭」。
この浄園の持ち主である東本願寺に伝わる、鎌倉時代の文献に基づいて作られた浄土式庭園との事。
綺麗な庭園ですが、こういう庭園への理解の薄い私にとっては、逆に綺麗すぎる気が……。
池を覗くと、密集して迫ってくる鯉。
ここまで多いと、ちょっと気持ち悪い(笑)。
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再び参道に戻り、改めて大仏様の足元へ。
ここまで来ると、視界の大半は、目の前にある白い壁に覆われます。
ドドーン!
間近で仰ぎ見ると、やはり大迫力です。
こんな小さな画像では伝わりにくいと思いますけど(笑)。
東京スカイツリーを初めて見た時と同じ感覚に襲われた私は、無意識のうちにポカーンと口を開いて見上げていました。
福井の東尋坊を訪れた時にも同じような感覚に襲われましたが、私はスケールの大きいものを見ると、無条件で感動してしまうようです。
大仏様の中に入る、というのも違和感がありますが……。
(茨城への旅(12)に続く)