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(岡崎城(1)から続く)

 

 

 

二の丸広場の傍らに建つ「三河武士のやかた 家康館」

 

広場の混雑ぶりとは別に、私が入館した時は誰もいなかったので、のんびりと展示物を見て回る事が出来ました。

 

 

三河・岡崎の歴史、そして家康の歴史を物語る武具や美術品などの貴重な品々が展示されています。

個人的には、日本刀や槍、火縄銃(もちろん、全てレプリカ)を手に持ったり、、兜などを身に付ける事が出来るコーナーが面白かったです。

あんな重い物を持って、あんな重い物を被って、長時間戦い続けるなんて、私にも到底無理な話ですね(笑)。

 

ほぼ全館で写真撮影禁止なので、興味のある方は実際に見に来て下さい。
 

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こちらが家康公が生まれた時に産湯に使ったという「東照公産湯の井戸」

 

ただ、冷めた見方をするなら、ここに井戸があって、たまたま産湯に使ったというだけですよね。

 

特別な水が湧き出していた訳でも、特別な霊力が漂っているパワースポットでもない訳で…。

 

 

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いよいよ、天守を目指して、公園の奥へと石畳を進みます。
 

 




 

天守は高台の上にあるので、ちょっとだけ石段を登りますが、他の城のように汗まみれで山道を登らされるのに比べれば、屁でもありません(笑)。


石段を上がったところに、ベンチに座る2体の石像が。

 







 

家康の幼少期である竹千代。

 

そして、

 




家康公。

 

織田や今川の下で人質生活を強いられてきた幼少期から、武田や北条と戦いながら勢力を伸ばしていった壮年期を経て、天下を握り、幕府を開いた徳川家康公。

 

そんな家康公の人生から、このベンチは「出世のベンチ」と呼ばれているそうです。

 

その人生にあやかり、私も出世出来るように、家康公の隣に腰掛けてツーショット写真を撮ろうと思ったのですが、なかなか上手く撮れません。

 

よくカップルがツーショット撮影をするように、斜め前方に目一杯手を伸ばして撮影してみましたが、私の頭が大きすぎて、肝心の家康公の顔がフレームに入りません(笑)。

 

 

残念ながら、断念……。

 




数メートルはあるであろう深さの空堀に沿って歩いていくと、

 

 

次第に大きく見えてくる天守。
 

 

白黒の綺麗な天守です。

 

家康公を輩出した城として神格化された岡崎城は、江戸時代、本多氏や松平氏といった家格の高い譜代大名が城主を務めていきました。

 

 

しかし、明治維新が起きると、天守など城郭の大部分は取り壊されてしまい、石垣や堀のみが残されるだけとなりました。

 

昭和34年、鉄筋コンクリート製で復元されたのが、現在の天守になります。
 




城内には、かつての岡崎城の様子を表したジオラマや、岡崎藩の歴史を物語る武具や道具類などが展示されています。

 

こちらも原則、写真撮影禁止になっていますが、最上階の展望台だけは撮影が許されています。

 


 

 





 

金網の張られた展望台から見た景色は……天気が微妙だった事もあり、特筆する事も無し。

 

隣にある神社では、結婚式が行われていたようです。

 

 

 

ちなみに、この龍城神社は東照公(家康公)と本多忠勝公を合祀した神社になっています。
 

天守の前には、家康公が残した遺訓を刻んだ石碑が残っています。

 



内容を簡単にまとめると、

 

・人生というものは、重い荷物を背負って長い道のりを歩くようなものだ。

・不自由な状況でも、それが当たり前と思っていれば不足もない。

・何かを望む時には、苦しかったときのことを思い出せ。

・堪え忍ぶ事は、長く無事に生きる基本となる。

・勝ってばかりで負けを知らない事は、結局、自分に害をもたらす。

・自分に厳しく、他人には寛大であれ。

・努力を重ねた結果として届かなかったとしても、何もしないで時間を過ごしてしまうよりも素晴らしい。

 

 

どれをとっても、座右の銘になりそうな言葉ばかりですね。

 

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岡崎城は、東岡崎駅と岡崎公園前駅の間にあるので、帰りは東岡崎駅に向かいました。

 

その途中、
 




こんな標示が立っていましたが、そこは現在、国道1号線……。

 

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東岡崎駅に辿り着くと、駅前に家康公の手形が。

 

 

 

 

こういう手形を見たら、もう、やるべき行動は一つしかありませんね。

 




だいたい同じくらい。

 


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