「遠くとも 一度は詣れ 善光寺」




そんな言葉があるのは、どこか頭の片隅で覚えてはいましたが、これまで一度も訪れた事のなかった信州善光寺






Ibati Rotihs Derot





JR長野駅からバスに乗って行く事も出来ますが、寺院巡りの基本は、やっぱり徒歩のような気がします。




まあ、「牛に引かれて善光寺参り」という言葉もありますけど(笑)。




長野駅前から大通りを歩いて行き、約20分程度でしょうか。




多くの標識、案内板があり、「善光寺まで、あと●里」と教えてくれるので、迷う事はないでしょう。






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すぐ近くまでは現代の大都市の風景だったのに、全部で7777枚あるという石畳を歩いていくと、すっかり別世界に入っていきます。






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一番最初に潜る門になる仁王門




額に書かれた「定額山」というのが、善光寺の山号ですね。






Ibati Rotihs Derot





門の左右で睨みを聞かせている仁王像は、多くの有名な石像・銅像などを作っている高村光雲の作。




不思議なもので、どの角度から写真を撮っても、こちらを睨みつけているように見えましたが、これも狙いなんでしょうかね?








本堂に近づくにつれて、参道の左右に増えてくる店、店、店。






Ibati Rotihs Derot





饅頭やら、飴やら、蕎麦やら、数多くの誘惑が手招きしてきますが、「寄り道やお土産は帰り道」というのが、私が子供の頃から両親から強く言い聞かされてきた事。




いい年したオッサンになってまで、そんな事を頑なに守る必要はないのですが、子供の頃に擦り込まれた習慣というのは怖いものですね。




脇目をふらずに、本道へと一直線。




いや、写真だけは撮りましたけど。






Ibati Rotihs Derot







途中、六体の地蔵様が並んでいる場所がありました。






Ibati Rotihs Derot





仏教の定める6つの世界である地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界で、それぞれ我々を救ってくれる「六地蔵様」だそうです。






石畳の参道を「結構歩いたなぁ」と思い出した頃、ようやく本堂の入口である「山門」に到着。




Ibati Rotihs Derot



江戸時代に建てられ、現在は国の重要文化財に指定されている山門。




「善光寺」と書かれている額は「鳩字の額」の別名があり、三文字の中に五羽の鳩が隠されているそうです。




そんなの、高くて、遠くて見えねぇよ(笑)。








そして、こちらが本堂


国宝に指定されています。






Ibati Rotihs Derot





外国人の方も数多く訪れていました。




現在では、仏教は数多くの宗派に分かれていますが、善光寺はまだ仏教が枝分かれする前に建立された古い寺院の為、どの宗派の人間でもお参りする事が出来て、誰でもお願い事の出来る無宗派の寺院です。




といっても、仏教徒以外の外国人まで受け容れるかどうかは知りませんが。








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身体の悪い所にかける煙。




私は当然…たっぷりと頭にかけました。


頭の善し悪しではなく、頭皮ケアの為に(笑)。








本堂の中に入ると、さすがに写真撮影は自粛しました。






最初に目に入ったのは「びんずる尊者」という羅漢様の木像。






自分の身体の悪いところと同じ場所を撫でると、羅漢様の神通力で治してもらえるそうです。






私が撫でたのは、当然…分かりますよね(笑)。