世界中を旅しながら
筆で世界の人々と交流したい
遊筆画旅人 Kei です。http://tabi-iki.com/
コロナ下で海外に行けない間は
日々の徒然を書いています。
本日もご覧くださり
ありがとうございます。(*^^*)
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万博記念公園にある太陽の塔に行ってきました。
2018年より内部公開されていて観覧は要予約です!
「太陽の塔」オフィシャルサイト(大阪府日本万国博覧会記念公園事務所) (taiyounotou-expo70.jp)
芸術は爆発だ!
芸術は呪術だ!
と話していた岡本太郎氏。
ずっと変わった作風のアーティストと
思っていただけでしたが
著書の「美の呪力」で彼の
日本だけでなく世界も含んだ
民族の精神性などにおける探求心を知ってから
興味を持つようになりました。
外観
正面白い顔が「現在」、
黄金の顔が「未来」、
背後の黒い顔が「過去」、
を表しているそうで岡本氏は
「人間の身体・精神は
いつでも人類の過去・現在・未来が一体になって
輪廻している」と考えていたそうです。
1970年代、もし当時彼のこの考えを
告知されていたのなら
欧米からの参加者はどう受け取ったのか、
理解できたのか、
ちょっと気になるところですね。
地底の太陽
内部に入るとまず「地底の太陽」ゾーンがありました。
地底の太陽は巨大な仮面で、
万博閉幕後行方不明になっていたそうですが
2018年内部公開を機に復元されました。
このゾーンは「根源の世界」を表し、
音と仮面上での映像で
当時の展覧会場を体感できるようになっています。
テーマ:いのち→ひと→いのり
今でこそDNAやたんぱく質、アミノ酸など
ミクロの神秘な世界について知られていますが
万博当時の半世紀前はどうだったでしょうか?
精神世界や祈りの効果についても
まだまだ一般の人には縁遠い時代だったかと
想像しますが
1970年に既にこのようなことを
アートで表現していたとは
さすが岡本氏、凄い!
生命の樹
中心部は高さ70mまで吹き抜けになっていて
そこに生命の樹が1本立っていました。
根元は生命の誕生、約40億年前を表し
そこから上に行くにしたがって
魚時代、両生類時代、爬虫類、両生類、人類・・
と時代が現在に近づき最後は未来へと続く。
螺旋階段を上っていくのと同時に
時代も現在に近づく仕組み。
カラフルでとても楽しい空間でした!
アメーバが張り付いていたり、イカがダンスしてたり
恐竜がいたり・・
子供でなくてもワクワク!
平面や3Dの映像ではなく
立体で感じられるのがいいです!
「触らないでください!」という注意書きに納得。
ついつい手を伸ばしてみたくなる
衝動にかられました。((#^.^#)
(写真撮影は1階のみOK)
万博当時は階段部分がエスカレータだったそうです。
又、塔の腕の部分にもエスカレータがあって入れたというから驚き!
今は軽量化と耐震構造にした為
当時と構造が少し変わっています。
一緒に行った友が当時のことを少し覚えていて、
とにかく子供心に衝撃が強かったと言います。
又、宮崎駿監督の話も出して
監督は
「今の若いお母さんたちはDVDを何度も子供に見せて
ストーリーを覚えさせようとするが
本当は1回だけ観て欲しい。
ストーリーより、1回目に観た時の感覚を
覚えておいて欲しい。」と話しておられたとか。
確かに、肌感覚、大事ですね。
自然を愛でる
ちょうどちらほら紅葉が始まっていました。
ローズガーデンでは薔薇が真っ盛り!
展望スペースから見た森の風景・・
かつてここに各国のパビリオンが点在していたとは
思えないくらい森に戻っていました。
○○館跡、という石板プレートがなければ
ずっと前から森だったとしか思えない……
半世紀でここまで戻るとは
自然の力は偉大だな、と感じました。
ご依頼の品も
友人に「いとをかし」という文字を
オーダーしてもらったので
この日手渡すことができました。
岡本太郎氏も
「瞬間、瞬間を生きろ!」
と言われているように
人生何事も「いとをかし」の精神で
過ごせたらいいだろうな、と思います。