世界中を旅しながら
筆で世界の人々と交流したい
遊筆画旅人 Kei です。http://tabi-iki.com/
コロナ下で海外に行けない間は
日々の徒然を書いています。
本日もご覧くださり
ありがとうございます。(*^^*)
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かつて台湾を占領していたポルトガル人が
その美しい島を形容してFormosa!と言いました。
今でも台湾のことをFormosa(フォルモサ)、
美麗島(メイ・リー・ダオ)と言われています。
そんな自然豊かで多種多様な蝶が舞う島、台湾で
最近いろんな動きがありますね。
まず喜ばしいことは
先日の中華民国建国日(10月10日国慶節)の
民国111年祝賀記念式典で
海外でも「オレンジの悪魔」として知られる
京都橘高校吹奏楽部が演奏して
大きな話題となったこと!!
元々日本好きが多い台湾ですが
日本の学生たちの素晴らしい演奏とパフォーマンスは
全台湾をすっかり魅了したみたいです!
蔡英文総統も立ち上がって拍手喝采していました。
日台交流にとてもいい影響を与えてくれたと思います。
有名芸能人とかではなく
普通の高校生が親善大使のような役割を果たしたことに
意味があると思いますし、
私もできれば現場で見てみたかったです。
日本人の誇り((#^.^#)
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その一方で残念な事態が予想されています。
早ければ来月にでも、遅くても近未来に、
と噂される台湾有事。
あの美しい島、数々の想い出のある場所が、
世話になった人々が暮らす台湾が
破壊されてしまうなんて
想像しただけでも心が痛みます。(;_:)
確かに在台していた頃でも
中国大陸は距離的に目の前、
政治的にずっと問題が燻っていて
本気で中国と戦ったら
あっという間にやられてしまうだろうことは
わかっていました。
(↑1980年代まではまだまだ緊張が続いていました。
右下;地図の赤丸は馬祖島。
右上:24時間体制手掘りで作られた船を隠す巨大洞窟。
左下:晴れた日には肉眼で中国が見える距離)
私と同世代の台湾人は台湾の貧しかった時代や
戒厳令のあった時代、中台緊張の時代も経験しているし
もっと上の世代は太平洋戦争や
その後の国民党と共産党の内戦も経験していて
忘れ去られた過去ではありません。
(大陸から疎開してきた義父から経験を聞いています)
でも近年はその緊張も緩和されていて
かつて兵役2年は義務だったものが
志願制に変わったとも聞いて安堵していました。
(日本人にはピンときませんが
大学に入学前などに男子は軍隊へ行くのです!)
中国と仲が悪いと言われながらも
民間レベル、商売において
親類縁者がいる人もいて
台湾と中国の関係は深く
政権が台湾独立をうたう民進党になっても
なんとか微妙な関係で争いは避けられていたのです。
なのに・・
ウクライナ戦争の流れやペロシ氏の台湾訪問で一気に
状況が変化しました。
ご覧いただければわかるように
日本も他人事ではありません。
中国が台湾に攻め入った場合日本も必ず巻き込まれ
日常生活にも影響が出るのは必至。
及川幸久THE WISDOM CHANNEL〜日本のマスコミが伝えない最新国際ニュース〜
の及川さんの対談によると
現在状況は本当に緊張しており(↓動画40分あたり)
先月アメリカ太平洋艦隊の最高指揮官と陸上自衛隊の幹部が奄美大島に入ったり
昨年末にはドイツ軍艦船が日本に入港、9月にはドイツ戦闘機(=NATO軍)も
日本に入って軍事訓練をしていたとか。
中国が台湾に上陸して占領するには
まず日本の八重山諸島や与那国島あたりが必要なので
そこも攻められるだろうと、石原氏は述べています。
実際に地元民の間では有事の際の避難についても検討しはじめている
と話されていました。
中国が侵攻をしたいのは
過去に失った領土を取り戻したい、
一つの中国、
それにこだわっているだけが理由かと思っていましたが
それだけではなく
軍事的に潜水艦を有効に使える深海がほしいことから
台湾、もっと言えば日本が欲しい、
(↑日本と台湾が中国艦隊が出ていくのを邪魔してる、
蓋をしてる状態!)
そして世界的半導体不足の中、
世界のほとんどのシェアを持つ半導体企業TSMC(台湾積体電路製造)
を自分たちのものにしたい思惑もあるということで
石原氏が「100%」中国は台湾を取りに来る!と言うのも
納得しました。
↓半導体が日米関係に絡んでいる、結局は日米の利権争い・・
絶対に起きては欲しくないですが
戦争を起こして金儲けをしたい人がいる限りは
いつどこで起こるかわかりません。
心配ばかりもよくないですが
平和ボケも困ります。
中田さんが言うように
日々の報道の中から
「そろそろ危ない」と察知して
心づもりはしておいたほうが、と私も思います。