世界中を旅しながら

筆で世界の人々と交流したい

遊筆画旅人 Kei です。http://tabi-iki.com/

 

本日もご覧くださり

ありがとうございます。(*^^*)

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先日「アートコラボレーション京都」という

イベントに行ってきました。

ACK(@artcollaborationkyoto) • Instagram写真と動画

 

現代アート作家たちの

作品を集めての展示だったのですが

そこで行われた

「自由とは?」というお題での

トークセッションが印象に残ったので

記しておこうと思います(#^.^#)

 

あるセッションではこんなお話:

昔のアーティストは情報が少なかったから

自分の作品を

完全オリジナルと信じて作っていた。

 

だから似たアイデアを持った人が

知らないところで同じような作品を作っていて驚いた、

ということは珍しくなかった。

 

それに比べ現代は検索したら何でもすぐに調べられる。

情報は沢山あって便利。

そういう点では非常に自由になったけれども

 

オリジナルを作ろうとしたら

余計な情報が入ってくるので

なかなかオリジナル作品ができない。

自由のようで実は不自由・・('_')

 

わかります!ありがちですよね。

 

他にもネット社会は

思考しなくてもすぐに回答を得られる時代。

 

便利だけど本を調べたり、考える過程が飛ぶから

すぐに忘れて身につかない、ってこともあるから

気をつけようと思いました。

(不自由の中にも利点はあり)

 

また、

京都精華大学の学長:ウスビ・サコさんと

京セラ美術館の企画推進ディレクター前田さんの

セッションでは建築家の立場から自由について語られ

 

建築家は建築物(空間)を利用する人に

使用法まで強要することはできない、

使う人がどう使うか、によって

価値が生み出される

という意見でした。

 

確かに、同じ住まいや空間を与えられても

使う人によって全く異なる空間に変化します。

 

京都の古民家ひとつとっても

昔のままを活かして住むのか

リノベしておしゃれに使うのか、

住居として使うのか

ホテルにするのか、

ショップにするのか、

フリースペースにするのか・・

によって違ってきますね。

 

ということは

反対に考えるならば

使う人の意図さえ明確になっていたら

(ビジョンがあるなら)

与えられたどんな空間でも

自分の理想的なスペースにできるということ。

 

極端に例えるなら

ブティックを開きたいと思った時

都会の小ぎれいな建物にこだわらなくても

洞穴や洞窟でだって店は開ける、

ってことですね。

 

枠にはめないということが

自由

 

柔軟な思考や発想、大切です!!

 

そしてお二人の

自由な生き方に関しての考え方は

 

自由は与えられるものでなく

自分から獲得していくもの

 

役割に縛られることなく

肩書にこだわることなく

自分らしさをもって生きること

 

と話されていました。

 

日本語ペラペラのウスビ学長は

アフリカのマリ共和国出身。

高校卒業後、天安門事件が起こった時期に

中国で留学生として過ごし

身の危険を感じた為、来日。

以後京都に30年近く住んでいるそうです。

 

そんな学長が話される「自由」は

実体験からの言葉なんだろうなと感じました。

 

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このアートのイベント、

建築家も参加したこのイベントは

京都国際会議場(国際会館)で行われました。

 

建物は開館から半世紀経っていますが

その斬新なデザイン

全く時代遅れを感じさせることなく

また老朽化を感じることもなく

心地よい空間が保たれています。

 

鉄骨とコンクリートでできていますが

内部は絨毯が一面に敷かれ

宇宙を感じる装飾品などで独特の雰囲気を

醸し出しています。

外観を見るたびに神社の屋根:千木

思い出します。

 

庭からは宝ヶ池も見え自然もいっぱい。

紅葉の季節には穴場スポットです。

 

以前は一般人は見学予約以外

入場できませんでしたが

今はカフェがオープンしている時は

入場できるみたいですよ。(要確認)

 

今日もご覧くださりありがとうございました!