筆文字で笑顔になる
幸せの種まきを目指している
筆遊旅人 Kei です。http://tabi-iki.com/
本日もご覧くださり
ありがとうございます。(*^^*)
********
今日はちょっと台湾のことを思い出したので
書いてみようと思います。
台湾のお正月は旧暦で祝うので
今頃がちょうど年末となります。
(お正月の日はは毎年変動、
2021年は2月12日が元日)
日本と同じように
そろそろお正月用品を買いに走る時期。
伝統市場では様々なお正月食材が出回り↓
賑やかでいつもより活気のある
「赤が目立つ」市場となります。^^
そう、中華系の人にとっても
赤は縁起のよい、おめでたい色です!
祝儀袋は必ず「赤」。
そして
部屋の装飾だけでなく、
新年の新しい衣服も赤が好まれます。
そしてな、なんと
下着まで「赤」に凝ります!!
この時期、
下着売り場にちょこっと赤があるのでなく
下着のほとんどが赤になってしまうくらい!
しかも女性だけでなく
男性用もありまーす!!(*_*;
ここまでくるとびっくりですが
私が日本と色の感覚で違うところは
「白」に関してです。
日本では白は
清浄や清潔な色、どちらかと言えば
プラスイメージがあると思います。
ですが、中華系の人にとって
白は「お葬式の色」。
昔それを知らずに
日本のお土産として
同僚に可愛い白い花のバレッタを
プレゼントしたことがあります。
すると受け取った彼女は
困ったような顔に・・・
なぜなら白い花は
お葬式の時
親族の女性が髪につけるもので
縁起がよくないから。
え??意外、びっくり、
こんなに可愛いのに~と驚きました。
そういえば田舎では
今もプロの「泣き屋」さんという人がいて
その白い衣を着た人が
親族の代わりに大泣きして
お葬式を盛り上げます!
(葬式行列では楽隊が派手な調べを
演奏しながら近所を練り歩くところも!!)
(↑プロの泣き屋さん。
写真お借りしています)
そして親族の女性は喪が明けるまで
一切化粧をしません。
男性は髭を剃りません。
ですから一見して
その人は今喪中だとわかるのです。
たまに道端のテントに遺体を安置して
火葬するまで待っているのを
見かけますが
火葬のタイミングは
その故人の生年月日とかで決まる?
らしく、長い人では1か月くらい
あの台湾の気候、
炎天下でそのまま。(*ノωノ)
それを見守る家族は大変だと思います~
さて、
故人が亡くなった悲しみを
盛大に表現するために
「泣き屋」さんを雇うのは
わからないでもないですが
もう一つの考え方には
日本人にはちょっと抵抗があります~
日本でもお通夜に親戚が集まって
飲み会をして故人の昔話に花を咲かせる、
なんてことはありますが、
台湾式はもっと
ぶっ飛んでいます!!
故人を賑やかに楽しくあの世に
送ってあげよう!
ということで
な、なんと!
ストリッパーを雇うなんてことも
あるのです!!!(特に田舎)
話がそれましたが
国や文化が違えば
色に対する感覚も
道徳観も
変わる。
つまり
自国の常識で良いことも
他国では悪いことに
なる場合がある。
(その反対も)
何が正しい、悪いは
見る視点によって変わる。
そんなことを
思い出しました。
今日もありがとうございました。
注)上記のお葬式は台湾伝統式なので
都市部では異なるかもしれません。
私個人は(嫁いだ先がカトリックでもあり)
伝統式お葬式は経験していません。あしからず。