東京の商品先物取引会社を辞めから、故郷へ帰る

実は、肝臓を痛めたのも退職理由のひとつ

2ヵ月入院し、体調を戻すと高校時代の友人が福岡の大学に居たので、友人のアパートに転がり込み、フリーターとして、結婚式場、土木作業、世界の某パン会社の製造とか、半年間色々やった

その後、今は無き、ぱっとサイデリアの新興産業で働く事になる

新興産業はサイデリアという、外壁材を売る訪問会社だった

ここでの仕事は、各家庭に飛び込み営業でまわる
昼食後、リーダーの運転する車に乗せられて各テリトリーに1人ないし2人降ろされて、陽が暮れるまでセールスしてまわる
また客電といって、一日5件客先から事務所へ電話しなければならない、そこでその家の人に電話を代わって、部長がセールスするというシステムだったな

そういえば、各家の屋根とからテラスを見て、訪問していたな
何故ならば、屋根に訪問販売会社のソーラーがあったり、テラスが訪問販売会社の物だったら、訪問販売に弱い場合が多くカモでもあるからだ

ある家を見た時には、笑ってしまった、屋根に訪問販売会社のソーラーに訪問販売会社のテラス、訪問販売の床下ファン、訪問販売会社の外壁材、訪問販売会社に見事にヤラレタ家だった

セールストークは、お宅は立地がいいので、是非モデルに、なりませんか?モデルですので格安で出来ますとかなんとか言って、定価より高めの値段を最初に示して、宣伝費が出ますので差し引いてこの値段です、と言って定価の値段を見せて安く思わせる、いわば詐欺だよな

外壁材も50年持つと言っても、実績も根拠もなく、だいたい元の壁に釘を打ち込むのだから、今はどうなっているのか心配だ

ま、ここでもダメな親父はダメだったんだか...