後任者への業務引き継ぎが本格化し始めていますが、細かい作業の内容を伝えることよりも、3年間やってきたことの振返りや今後の展開・展望についての自分の意見や考えを伝えることに重点を置いています。

 

担当者と中間管理職(マネジャー)の相違点は何かと言えば、担当者は目の前の作業に一生懸命であれば良いが、マネジャーは半歩先、あるいは、一歩先を見て、作業の最適化を図ることにあります。

 

なので、私の方から後任者に対しては、数カ月後、場合によっては、1年後の到達点を話した上で、これから進めるべき作業や行うべき調整について意見交換しました。

 

すると、後任者からは「結果を出せるかなあ…」という不安の声。

 

個人的には成果を追い求めてきたつもりでしたが、その過程では自分らしさ、すなわち、①相手の話を聞く、②自分の主張をする、③議論を前に進める、ということにはもっとこだわっていたような。

 

そこにこだわり続けていたら、気が付けば、新しいアイディアが生まれたり、合意形成が図られたりしていた、というのが実態。

 

その意味では、日々戦っていたけど、それは自分の外なる存在とではなく、自分自身の中にある怠惰や偏見、傲慢などといった、自分自身で限界を作ろうとする性向との戦いであったなと。

 

成果や結果を求めるならば、まずは、そこに至る過程で、自分自身の力を尽くしたのか、自分らしくあったのか、ということを大事にすべきだと思います。