今夜、サッカー日本代表の試合観戦のため、というわけではなく、友人との懇談のために立ち寄った「鹿児島ユナイテッドカフェ」(→https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46011483/)。

 

余程のサッカーファンでないと立ち寄ることはないと思しき店なので、実は、私は初訪問でした。

 

カウンター席に座ったところ、店長のサッカー論やサッカービジネス論が面白く、友人との会話が程々になってしまいましたが、実り多き時間を過ごすことができました。

 

というのは、鹿児島ユナイテッドのファンの間で切望されている「サッカースタジアム建設」ですが、海外におけるサッカースタジアム運営の実態について、店長が複数のスタジアムの事例紹介をしてくれて、私の中でのサッカースタジアムの定義が完全に崩れてしまいました。

 

サッカースタジアムという固定観念にとらわれて、その可能性を極小化していたのは、私の思い込みと偏見であったことを反省させられました。

 

設置都市の人口規模からすれば不釣り合いなほどの人数が収容可能なスタジアム。

 

その運営を可能にするのは、スタジアムと併設する商業施設であったり、文化施設であったり、福祉施設。

 

スタジアムを主とするのではなく、その他施設を「主」とする一方、スタジアムを「従」と位置づけて、全体的なレベニュー・マネジメントで施設全体の採算性を確保していくという手法。

 

施設の定義が変われば、運営手法も変わってくるのは当然で、そうなってくると、色々なアイディアが生まれそうです。

 

職場でパソコンといくら向き合っても良いアイディアはなかなか出てこないのに、一歩外に出て、とても専門家には見えない一人のカフェ店長と語ってみると、多くの情報やアイディアに遭遇できる。

 

これだから、やっぱり現場は面白い!