夜遅くまで読書をしていましたが、暑苦しいせいか、なかなか睡魔が襲ってこない。
ならばと、今夜は眠くなるまで読書三昧をしようかと思ったところ、ふと、「アイスコーヒーが飲みたいな」という気持になったので、最近お気に入りのセブンイレブンのカフェラテを買いに行きました。
机の上に置いて、カフェラテを見ながら思ったことは、「今や、コンビニエンスストアでもドリップマシンによるコーヒーが飲める時代だけど、一体何人の日本人がコーヒーを飲み、どれくらいのコーヒーを消費しているのか」ということ。
日本人なんて、ほんの150年前の明治維新が始まるまでは、コーヒーなんてつゆ知らず、緑茶しか飲んでいなかったはずですが、この間の普及率を考えれば、「一体何が起こったんだ?」と驚くほどです。
日本においては、農林水産物輸出に力を入れていて、緑茶にも大きな期待が寄せられていますが、海外の「健康志向」を強く意識するハイエンド消費者に止まっている感があるのに対して、コーヒーは末端の消費者にまで行き届いていて、食文化へも影響を及ぼしています。
また、コーヒーは、かつては「黒いダイヤ」とも呼ばれ、現代においても、国際市況商品として一定程度の存在感を確保しています。
単なる飲み物なんですが、これだけ世界的に普及すると、政治・経済関係にも大きな影響を及ぼすことができるになる、ということを具現化している極めて興味深い商品でもあります。
そんなコーヒーについては、『コーヒーの歴史』という本の中で、その歴史や、政治・経済面における影響、そして、現代のマーケティング(スターバックス)まで網羅的に書かれているので、興味のある方は是非読んでみてください。
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コーヒーの歴史
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