かつて海外駐在をしていたことがあります。
その時は、企業の海外進出支援や海外企業とのビジネス・マッチングなどを担当していました。
中小企業にとって、海外への投資や海外企業との貿易は、社運を賭けたプロジェクトなので、失敗は許されない。
だから、それを支援する立場である私も、「プロではないから」「経験はないから」と言い訳は許されない。
それゆえに、海外駐在の時には、財務会計やマーケティング、経営戦略など企業支援に必要な知識、ノウハウを蓄積し、パートナー企業の信用調査や実態調査などを、繰り返し、実行しました。
また、私自身の業務として、鹿児島県内の食品メーカーの食品輸出や、観光誘客(インバウンド)に向けたセールス活動なども経験しました。
セールスの相手方からすれば、売り込んでくる相手は私だけでなく、その他大勢が存在するので、私が提案する内容に魅力がなければ、次回以降の面会は拒否すればいいわけで、初回で「この人の話を聞いてみよう」と思わせる何かを相手に残さないといけない。
このように、私の中で、「仕事のチャンスというのは一度だけ。これを逃せば次はない」と思えばこそ、普段から、必要なときに必要なリソースを確保できる知識や経験、人脈を構築するとともに、目の前に転がっている機会を千載一遇のものとして、全力で取りに行くということが当たり前になっています。
もちろん、失敗することも(多々)あります。
だけど、「失敗してもいい」とか「誰かがフォローしてくれる」なんていう保険は全く用意しません。
あるのは、成功しようが、失敗しようが、それは私自身の器量の問題であり、私の責任という自覚。
失敗したら、その失敗要因を徹底分析して、次の成功のための「糧」にすること。
誰かに相談することはあっても、迷惑を掛けることはあっても、最後は自分の判断であり、自己責任ということを当時も、今でも、強く思っています。
その覚悟がなくなったら、私の成長は止まってしまうんだろうなと。
取るべき態度=心構えとして、1回きりのチャンスを活かすということを大事にすべきというのが、私の結論。