NIKEの創業者フィル・ナイトの自叙伝とも言うべき著書。

 

戦後復興期の日本製シューズ(オニツカタイガー)を母国米国で売るための輸入会社を立ち上げるものの、同社の裏切りに遭い苦境に立ったとき、それを救う手を差し伸べたのが日商岩井。

 

今や世界的ブランド・シューズとなったNIKEの興隆の裏側に、日本企業の存在があったことを知りました。

 

また著書のフィル・ナイトは名門スタンフォード大学のMBA。

 

MBAと言えば、ビジネス・エリートの感じがあって、スマートなビジネスを展開する印象がありますが、フィル・ナイトはその正反対。

 

まさに"DOG"という言葉に表現されているように、シューズの製造と販売に「血道を上げる」かのような印象。

 

日本の中小企業の社長でも深く共感を覚えることができると思います。

 

私も、この本を、自分がフィル・ナイトになったつもりで、「こんな状況に陥ったら、自分はどう決断し、動くか?」ということを念頭に置きながら読んでみました。

 

その意味では、ケーススタディーとしても最適な本でした。

 

この本を読み上げた結果・・・、ますますNIKEのファンになり、信者となりました。

 

フィル・ナイトの巧妙なマーケティングかもしれません。