今日は長崎・島原を訪問しております。
所用のついでに遠藤周作記念館やキリスト教関連史跡を視察しました。
先月、イタリアに行った際に、多くの美術館・博物館を訪れましたが、そこで展示されている絵画や彫刻などは旧約・新訳聖書に書かれたテーマのものが大部分を占めています。
ヨーロッパ文明の二大潮流はギリシア・ローマ文明とキリスト教と言われているので、非キリスト教徒である我々日本人は、絵画や彫刻の素晴らしさは認識できても、そこに込められた意図や思いは、なかなか理解困難と言えます。
そんな日本人でありながら、聖書からイエス(キリスト)に向き合ったのが、小説家・遠藤周作。
『イエスの生涯』『キリストの誕生』『沈黙』の3部作を読んで、キリスト教が普遍的な世界宗教になったことが腑に落ちました。
これらの作品が誕生した背景と、「キリスト教と日本人」について自分なりの視点を確立すべく、明日までの合間で色々と見聞を深めたいと思います。
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